大手ゲーム会社に勤めるAさんが、8月末にApple IDのハッキング(乗っ取り)被害に遭遇。ちょうど、iCloudから海外セレブの裸体写真が流出したのと同じタイミングです。彼はなぜハッキングだと気がついたのか? そして、最終的には自分のApple IDを取り戻したのですが、その対処方法はどのようなものだったのか? 某日の出来事を、時系列で紹介していきたいと思います。 Apple IDがハッキングされる とある日曜日 16時30分── iPhoneにお知らせがメッセージが入り、覚えのないメールアドレスに対して『FaceTime』および『iMessage』に追加するかどうか聞かれ、画面に「はい」「いいえ」が表示された。この時は乗っ取りだと気づいていなかったが、不審に思ったので「いいえ」を選択。「設定」アプリからApple IDを確認してみるが、自分のアカウント以外はなかった。 23時00分──