IPDCフォーラム(ホームページ)は、放送とデータ配信を連動させるために同団体が検討を進めている規格「IPDC」を用いて「ダブルスクリーンサービス」を提供する場合の課題と対応策についての指針を、2012年春をめどに作成する。また同フォーラム参加の有志が集まり、総務省のホワイトスペース特区を用いたダブルスクリーンの実証実験を今後行う予定である。 ダブルスクリーンサービスとは、放送中の番組に関連する情報や追加コンテンツ、番組との双方向機能などをスマートフォンやタブレット端末向けに提供し、そうした端末と組み合わせて放送番組を視聴する新しい放送の楽しみ方である。IPDCは放送波にIPを載せて、一斉同報的にデータ配信を行うための規格として、検討されている。 フォーラムではサービス実現に当たり検討が必要な課題として、「コンテンツやメタデータの運用方法」「多様化するタブレット端末への対応」「配信コンテン
mmbiは2011年10月4日、幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2011の会場で記者会見を開催し、スマートフォン向け新放送局の名称を「NOTTV(ノッティーヴィー)」に決定したと発表した(写真)。会見に立ったmmbi代表取締役社長の二木治成氏は、「テレビにできないこと、テレビを超えた存在になることをコンセプトに、not+TVからNOTTVと名付けた」と名称について説明した。加入数は2012年4月のサービス開始後1年で100万、数年で1000万を目指す。 総務省にソフト事業者として申請したのはmmbi1社だけという状況に対して今後のモバキャス(V-Highマルチメディア放送)の展開について聞かれた二木社長は、「モバキャスに関しては様々な方からの関心が高いものの、まだ新しいサービスでどんな形でサービス始まるのか様子見も多い。まずmmbiがスタートしてみて、こんなに面白いのか、こん
スカパーJSATは2011年10月4日、地上波とBS、CSのテレビ番組情報をメディア横断で検索・提供するテレビ番組情報サービス「テレコ!」の提供を始めたと発表した。このサービスは無料で提供する。同社は2011年7月下旬に、β版という位置付けでテレコ!を開始していた。 テレコ!はメディアを横断した膨大な情報から、個々の視聴者が求める番組情報を、ジャンルや人名、キーワードなどで検索できる。スカパーJSATは、テレコ!であらゆるテレビ番組の基本情報やテレビ番組の楽しみ方をWebサイト上で提供することにより、利用者が見たい番組を見つけるためのサポートや、テレビ番組の新しい楽しみ方の提案を行う。 テレコ!編集部による特集記事やインタビュー、番組紹介解説など各種のサービスを提供する。利用者が参加できるコンテンツも充実させて、「テレビをより楽しむために活用してもらえるサイトを目指す」という。 [発表資料
ソニーは2011年9月29日、6型の電子ペーパーを搭載した電子書籍リーダー「Reader」シリーズの新モデルを発表した。無線LANモデルの「PRS-T1」と無線LANに加えて3G(第3世代携帯電話)通信機能を加えた「PRS-G1」の2種類を用意した。従来機種で6型画面を搭載したPRS-650と比べて、横幅を8.8mm削減した。 従来機種では、パソコンで電子書籍の配信サイト「Reader Store」にアクセスし、書籍のデータを購入し、そのあとで電子書籍リーダーにデータを転送する必要があった。新モデルでは、パソコンを使わずに電子書籍リーダー上でReader Storeを開いて購入できるようになった。Webブラウザーも搭載しており、モノクロ表示ながらWebサイトを閲覧する機能もある。 PRS-G1の3G通信の料金プランは「Reader Storeプラン」と「Webアクセスプラン」の2つある。R
デジタルテレビ向けの動画配信サービス「TSUTAYA TV」を手がけるTSUTAYA TVは、2011年9月30日に同サービスをAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレット端末向けにも対応させる。サービスの利用には専用のプレーヤーアプリが必要で、提携メーカーの対応製品に順次プリインストールして提供する。TSUTAYA TVアプリ搭載製品の第一弾は、NTTドコモの「ARROWSTab LTE F-01D」(富士通製、10月発売予定)となる。サービス開始時の提供コンテンツ数は6000エピソード以上となる見込みだ。 モバイル端末向けのサービスは、デジタルテレビ向けと同様に1作品ごとに視聴料金を支払うレンタル型のTransaction VOD(T-VOD)になる。現在モバイル端末向けに提供されている動画配信サービスの多くはストリーミング方式だが、TSUTAYA TVはダウンロード方式で
~「TSUTAYA.com eBOOKs」 「TSUTAYA TV」 「TSUTAYA DISCAS」など展開~ カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 増田 宗昭)は、電子書籍、映像配信、宅配レンタルを始めとしたネット・エンタテインメントサービスを横断的に展開し事業強化を図ることを目的に、ネット・エンタテインメント事業について2011年10月1日に別会社化します。 新たにネット・エンタテインメント事業を一元的に展開するのは、株式会社TSUTAYA.com(http://tsutaya.com/ :2011年10月1日付で株式会社TSUTAYA TVより商号変更予定)となります。 株式会社TSUTAYA.comは、現在Android向けに提供し、今後iPhone・iPadやPCなどマルチデバイスでの展開も予定している電子書籍サービス「TSUTAYA.
アクトビラは2011年9月28日、同年10月6日に画面デザインを一部リニューアルすると発表した。 このデザイン変更では、従来デザインを踏襲しつつ、画面の表示速度を向上させ「アクトビラ ビデオ」サービス作品をよりサクサクと快適に検索しやすくなるように、技術改善を取り入れているという。 全体の色合いを各種サービスを際立たせるように黒で統一した。「作品一覧」画面ではサムネイル(作品写真)表示を行う。「作品概要」画面では作品ストーリー/出演者を同画面表示する。利用者にアクトビラをより使いやすくし、更に利便性の高いサービスに進化することを意図しているという。 アクトビラ ビデオ・フル対応機器の一部は、全画面表示でアクトビラを表示するよう変更を加える。 [発表資料へ]
2社が全株式を共同取得するYCVは、横浜市旭区、泉区、保土ヶ谷区の全域と西区、戸塚区の一部の29万2000世帯をサービスエリアとしている。2011年3月末時点の加入世帯数はテレビサービスが4万6000世帯、インターネット接続サービスが1万5000世帯。 株式取得完了後は、社長をJ:COMから、副社長を東急から指名し、非常勤取締役も両社から2人ずつ指名する。なお、当面はYCVの事業体制は維持されるとしている。 会見したJ:COMの森修一社長は、共同買収の狙いと意義について説明。同社のノウハウと鉄道会社の持つ「街づくり」のノウハウを融合させることで、ケーブルテレビをインフラとした新たな生活支援サービスを実現するとし、YCVの隣接地域ではJ:COMと東急傘下のイッツ・コミュニケーションズ(iTSCOM)がケーブルテレビサービスを展開していることから、2社の経営資源を有効活用できると述べた。 また
オンライン映画レンタルサービスの米Netflixは米国時間2011年9月18日、同社サービスの分離計画について詳細を明らかにした。郵送によるDVDメディアの貸し出しサービスを「Qwikster」に改称し、映画のストリーミング配信サービスは従来通り「Netflix」のブランド名で展開していく。 Netflixは7月に同社サービスの分離計画を発表した。従来月額9.99ドルで利用できたDVDレンタルとストリーミング配信のサービスを分離し、それぞれを月額7.99ドルで提供するとした。しかし、これまで通りDVDレンタルとストリーミング配信の両方を利用したい顧客にとっては、月額15.98ドルと約6割増しになることから、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで不満の声が上がるなど、物議を醸していた。 また同社は9月15日に株主に宛てた書簡で、サービス分離の影響で現在2500万人いる会員
WOWOWの代表取締役社長である和崎信哉氏は2011年9月8日の会見で、秋の自社主催イベントである「WOWOW大開局祭」の詳細を報告した。このイベントでは、36時間の無料放送(ノンスクランブル放送)に合わせて、放送中に視聴者同士が番組の感想などをインターネット上でやり取りする「ソーシャルビューイング」を行う場を提供する。「ニコニコ動画」や「アメーバブログ」、「Yahoo! JAPAN」などのサイト上で、視聴者が意見の交換をできるようにする。 意見交換を行うWebサイトは、スペインのサッカーリーグの番組はアメーバブログ、映画関連の番組はニコニコ動画というように、番組ごとに変える。アメーバブログにはピグという自分そっくりなキャラクターを通じて会話ができる機能があり、ニコニコ動画ではリアルタイムでアンケートを行うことができるなど、サイトに搭載された機能はそれぞれ異なる。このため番組ごとに意見交換
Apple TVやNetflix、Huluなどの製品やサービスの普及により、テレビ番組や映画のオンデマンド視聴の需要が拡大している。 スウェーデンのEricssonが9月2日(現地時間)に発表したテレビとビデオに関する調査結果によると、テレビ番組のネット経由のオンデマンド視聴が増加していることが明らかになった。 この調査は、米国、英国、ドイツ、ブラジル、中国、スウェーデン、韓国など13カ国の1万3000人以上を対象に2011年6月~8月に行ったアンケートに基づく。 1週間に1回以上視聴するコンテンツは何かという質問(複数回答可)では、「放映中のテレビ番組」が圧倒的に多く、84%だったが、前年からは4ポイント減少した。2番目に多かったのは「YouTubeなどの短い動画」、3番目が「録画したテレビ番組」だった。2位と3位は前年から逆転している。また、オンデマンドでのテレビ番組および映画の視聴が
V-High帯を利用した携帯端末向けマルチメディア放送を2012年4月に開始する予定で準備を進めるNTTドコモ系のmmbi(ホームページ)は2011年8月31日、番組制作関係者などを対象にした説明会を開催した(関連記事1)。 mmbi編成統括部 ゼネラルマネジャーの原田由佳氏は、編成に関する基本的な考え方を説明した。mmbiはスマートフォンを対象にサービスを開始することから、「昼間は暇つぶしでちょっと見る」「夜間は目的視聴でじっくり見る」ということを意識しながら番組作りや編成を考えると述べた。 「SDメモリーカードにコンテンツを一次蓄積できる」「視聴ビューワーの開発も進めており、ビューワーも含めた形で新しい視聴スタイルを提案できる」「ドコモショップの販売網を最大限使うことができる」「編成予算を比べるとケタ近いに少ない」などを、地上波による既存のテレビ放送との違いとして説明した。 スマートフ
慶応義塾大学メディアデザイン研究科は、放送と通信の融合時代におけるテレビのあり方について議論する「スマートテレビ研究会」を立ち上げる。機器メーカーや放送局、ビデオ・オンデマンド(VOD)事業者、ネットサービス事業者などに参加を呼びかけて、スマートテレビの定義やソーシャル連携、コンテンツのあり方などについて議論する。2011年内に5回の会合を開催し、国や関連業界に向けた提言を行う予定である。また社会的関心を高めるための情報発信として、デモンストレーションや実験なども実施予定である。座長は慶応義塾大学メディアデザイン研究科教授の中村伊知哉氏が務める。 現在、NTTぷららと楽縁、ガラポン、スペースシャワーネットワーク、テレビ神奈川、東芝、ニワンゴ、ミクシィらが同研究会への参加を決定している。このほか、シンクタンク会社1社、コンテンツ事業者1社の参加も決まっており、約10社でスタートする。 201
2011年8月29日 株式会社ケイ・キャット 株式会社ケイ・オプティコム 株式会社ケイ・キャット(以下K-CAT、取締役社長:辻村 順一/本社:大阪府枚方市)と株式会社ケイ・オプティコム(以下ケイ・オプティコム、代表取締役社長:藤野 隆雄/本社:大阪市北区)が提供する、光ファイバーを用いたケーブルテレビサービス「K-CAT eo光テレビ」は、平成23年8月26日(金)、加入件数が50万件を突破いたしました。 「K-CAT eo光テレビ」は、ケイ・オプティコムの光ファイバー網を利用して、K-CATが提供するケーブルテレビサービスであり、地上デジタル放送、BSデジタル放送およびCSデジタル放送のさまざまなチャンネルをお楽しみいただけるサービスです。 本サービスは、平成15年11月に「K-CAT eo T.V.」※1として開始し、順次、サービス提供エリアの拡大、新チャンネルの追加などを実施し、平
多チャンネル放送研究所は2011年8月29日、3月から4月にかけて行った調査の結果およびその分析・検証を取りまとめた報告書「2011年多チャンネル放送実態調査 調査報告書」を作成したと発表した。今回の調査では、91の有料チャンネルに調査票を送付し、そのうち51チャンネルから回答を得た。 多チャンネル放送の加入者数予測の項目では、東経110度CS放送の「スカパー!e2」の加入者数は今後も順調に上昇するという回答が多かった。回答者が予測した加入者数の平均値は、2012年3月末時点で152万件、2013年3月末で167万件(「現実路線」という前提での予測値)だった。5年後の加入者数のイメージは、203万件が平均値だった。 東経124・128度CS放送の「スカパー!」の加入者数については、緩やかに減少するという予測が多い。2012年3月末時点の予測では「201万~220万件」という回答が22件と最
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