売る側の論理ではなく、読み手の論理で「電子書籍」を考える本連載。今回は、日本の「電子書籍」サービスを品ぞろえ」と「対応端末」という2つの観点で整理します。 大小さまざまなものが乱立し、混沌としていると言われる日本の「電子書籍」サービスだが、「品ぞろえ」と「対応端末」という2つの観点で整理してみると、いろいろと見えてくるものがある。今回はこれをベースに日本の「電子書籍」サービスがどこに向かっているのか考えてみたい。 「品ぞろえ」と「対応端末」で分類する 上の図は、現状の日本における主な「電子書籍」サービス――ここでは、日本語のコンテンツを電子的な形で入手できるサービスのこと――を、その品ぞろえの方向性と、対応端末のバリエーションの2軸で分類したものである。 横軸の「対応端末」は、そこで入手できるコンテンツをどんなデバイスで読めるのか、そのバリエーションを表している。ここで「特定」に位置付けた
![「電子書籍」サービスは収束する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/db1b123deeb8d32d74510c1d739661fa4d776eb5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Febook%2Farticles%2F1205%2F23%2Fl_tnfigerm1.jpg)