ロームシアター京都(京都市左京区)の館長に4月から劇団「地点」代表で演出家の三浦基氏が就任すると発表されたことに対し、演劇関係者有志が14日、選定の経緯などを明らかにするよう求める公開質問状を京都市に提出した。地点をめぐっては、元劇団員の女性がパワハラを受けて一方的に解雇されたと訴え、「ハラスメント行為は一切なかった」と主張する劇団側と、労働組合「映演労連フリーユニオン」(東京都文京区)を通じて団体交渉が続いている。 公開質問状は、土田英生、蔭山陽太、水沼健、吉本有輝子、あごうさとし、田中遊、葛西健一、筒井加寿子、倉田翠、浜村修司、池辺茜、北方こだち、松田正隆、鈴江俊郎、平田オリザ、マキノノゾミ(以上敬称略)、京都舞台芸術協会の連名。パワハラ事案の当事者として紛争中にもかかわらず、公的な立場の職に推薦した経緯と理由、判断基準などについて説明を求めている。提出後、劇団「MONO」代表の土田氏