池田氏は創価学会の第三代会長で、会長の座を退いた後には名誉会長に就任した。ただ、最近の創価学会では、名誉会長という呼称は用いず、もっぱら「池田大作先生」と呼ばれてきた。 池田氏は、2010年5月まで、毎月開かれる創価学会の本部幹部会に出席し、講演を行っていた。しかし、同年6月以降は出席しなくなり、会員の前にもほとんど姿をあらわさなくなった。それ以前にも池田氏の重病説が流れるなど、学会にとっての「Xデー」が囁かれるようになっていた。 池田氏が本部幹部会に出席しなくなる少し前、その中継を見たことがあったが、講演のほとんどは教学部長が代読していた。本人は時々口を挟むのだが、すでにその時は、往年の迫力もユーモアもすっかり影を潜めていた。姿をあらわさなくなる前の時点で、池田氏の言動はおかしかったという話も聞いたことがある。2010年6月の時点で、池田氏は82歳だった。 組織の分裂は起こらないだろうが
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