NHK連続テレビ小説(朝ドラ)が相変わらず好調だ。3月に放送終了した「マッサン」は全話平均視聴率21・1%を記録し、「あまちゃん」から5作連続で平均20%超を達成。バトンを受け取った「まれ」は雰囲気の異なる現代劇だが、連日20%超えをたたき出し、快調な滑り出しを見せている。朝ドラブームはいつまで続くのか。 ■応援したくなる外国人ヒロイン 完結した「マッサン」は、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻のリタをモデルに、日本初の国産ウイスキー作りに挑むマッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の半生を描いた物語。朝ドラ初の外国人ヒロイン起用が話題となり、国産ウイスキーにも注目が集まった。 上智大の碓井(うすい)広義教授(メディア論)は、「マッサン」について、こう振り返る。 「外国人ヒロインの起用が当たりました。たどたどしい日本語で朝ドラに挑戦するシャーロット自身の“