黄金伝説がある岐阜県白川村の山岳地帯に、外敵の侵入を防ぐ堀切の跡などが残っていることがテレビ愛知の歴史番組で判明し、岐阜県はこの場所を城跡として遺跡登録しました。 遺跡登録されたのは、世界遺産で知られる合掌造りの集落から8kmほど南にある標高622mの地点です。 まるで畝(うね)のように波打った地面…。 テレビ愛知ではこれまで2回にわたって専門家と現地調査を行いました。 「ここで一段上がる、この幅が堀の幅ということになります」(城郭考古学者 奈良大学文学部文化財学科 千田嘉博教授) 「単なる堀切じゃなくて竪堀まで落としている」(滋賀県立大学考古学研究室 中井均名誉教授) 調査では急斜面を登ってくる敵の横移動を阻む竪堀や、尾根伝いに攻めてくる敵を足止めする堀切が確認され、防御機能を備えた山城の跡であることが分かりました。 番組ではここに監視などを行う櫓が建っていたと推定しています。 この結果