1893年(明治26年)に刊行された「徳川幕府刑事図鑑」は、江戸の罪と罰の世界を迫真の筆で描いた貴重な資料で、徳川政権のもとで250年間以上続き、今日ではうかがい知ることさえ困難な刑事告発された63の図版を見ることができます。 【徳川幕府刑事図譜 −江戸の罪と罰−】 全部で63図版あるうちの一部をご紹介 毒婦家に入るの図 ある金持ちの商家での一こま。悪い女がこの家に入りこんで、勝手気ままに過ごすようになった。女房は無理やり飯たきをさせられ、不幸に襲われた母子は、泣き暮していた。 姦婦毒殺を謀るの図 ある町人の家での一場面。奥の部屋で病いにふせっている亭主を毒殺しようと、悪い女房が湯飲み茶碗に毒薬をまぜ、飲ませようとしている。世に「犯罪の陰に女あり」というが、毒殺計画の黒幕は誰なのだろう。 姦婦継子を責むるの図 ある町家での一場面。主人が留守がちなのをよいことに、先妻の一人娘を柱に縛りつけ、
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