交尾中のカメの化石を発見=極めてまれ−ドイツ 交尾中のカメの化石を発見=極めてまれ−ドイツ 【パリ20日AFP時事】ドイツの古生物学者が20日、約4700万年前の交尾中のカメのつがい9組の化石を発見したと発表した。交尾中に毒性の強い水中に沈んで死んだものと推定され、極めて珍しい化石だという。 チュービンゲン大学の古生物学者ワルター・ジョイス氏は、「パートナー同士が同時に死ぬのでさえかなり珍しい。その上、そろって化石になって残っているのは極めてまれなことだ」と語っている。 多くの化石が出ることで有名な、ドイツのメッセル採掘場で見つかった。ジョイス氏らの古生物学者は、この化石の発見によって、メッセル湖はカメが住み、繁殖するのに十分な水質だったと推測している。 なぜ交尾中に死んだかについては、交尾しながら水中深く沈んでいき、火山湖であるメッセル湖深くの有毒物質を含んだ層に達して死んだのでは