ポール・マッカートニー(78歳)は、いまだにジョン・レノンの死という現実から目をそらしているのだという。元ザ・ビートルズのジョンは、1980年12月に米ニューヨークの自宅アパート前で、マーク・デービッド・チャップマンの銃弾に倒れたが、何年もたった今でも、この悲劇的な事件について考える事が出来ないそうだ。 ポールは、米紙ニューヨーク・タイムズにこう語った。 「それについては、考えられないでいる。内側で破裂してしまうんだ。怒りと悲しみ以外何を考えられると思う?」 「他のどんな死別とも同じで、ただ一つの逃げ道は、ジョンと一緒だったのがどんなに良かったかを思い出す事だよ」 「だって、この無分別な行為を乗り越えることなんてできないからね。考えられないんだ。一種の否定だと思う。でも否定こそ僕がこれと向き合える唯一の方法なんだ」 ポールは、今でもジョンの遺体が運び込まれた葬儀屋の前を歩いて通ることがある
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