3月21日、朝日・読売の両紙に著作権保護期間延長賛成派の全面意見広告が掲載された。キャッチコピーは、「日本文化は、なぜブームで終わるのか。」だそうである。 掲載されたのは、首都圏版に限られるようだが、2紙の全面広告であるから、その費用はおそらく億までは行くまいが、数千万円規模であることが予想される。お金を出したのは賛成派団体だろうが、ちょうど決算期ということもあって、各団体ともここで年度末の予算を全消化という側面もあるだろう。 この意見広告、読めば読むほど、テーマである「日本文化は、なぜブームで終わるのか。」ということと、著作権保護期間を70年に延長することの関係がわからない。そんなに海外で日本文化を定着させたいのであれば、数千万円分を著作者に支払って、日本の作品100個を選んでコピーフリーにすればいいのではないか? アジア圏なんかは喜んで読んだり見たりすると思うし、それによって他の作品に