最近のトップランナーのタイムマネジメントは、レース後半にペースを上げる「ネガティブスプリット」が主流だということです。 マラソンは「ネガティブスプリット」で30分速くなる! (ソフトバンク新書) 前半からペースアップすると、レース後半で確実に「35kmの壁」がやってきます。失速によるタイムロスは大きく、最悪リタイアの可能性もあります。ネガティブスプリットで、最後まで全力で走り切りましょう。 後半勝負は理想的 2013年東京マラソンでサブ3.5(3時間30分切り)を目指して、私は思い切ったタイムマネジメントを試みました。サブ3.5を達成するには4″58/kmくらいのペースが必要です。最初の10kmを5″10/kmくらいで我慢して、徐々にペースを上げて、前半の借金を後半で返済する「ネガティブスプリット」で走りました。 5km 26″09(5″13/km) 10km 25″55(5″11/km)