江戸時代の伊予が描かれた古地図を一堂に集めた特別展「古地図で楽しむ伊予」が愛媛県歴史文化博物館(西予市)で開かれている。11月25日まで。 主に伊予4藩(松山、今治、大洲、宇和島)が作成した国絵図や測量に基づいて細密に描かれた実測図、村絵図など、初公開16点を含む約50点を展示。伊能忠敬(いのうただたか)による精密な日本地図の影響を受け、各藩が測量技術を競った様子などを紹介している。 大洲藩の測量家、東寛治(1773~1830年)は文化5(1808)年、四国測量で滞在中の忠敬へ「大洲領沿海図(平成22年国宝指定)」を提出した。同図は当初、忠敬の測量成果で作製されたとの見解があったが、東が自らの測量成果により短期間で作製したことが明らかとなったと紹介し、その下図とされる「喜多・伊予海岸図」などを公開している。 宇和島藩の海岸防備のために作られた「海岸絵図」や新田開発で海が次々と埋め立てられて
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