尖閣諸島問題にからみ、東シナ海・南シナ海での領土問題がクローズアップされています。 「中国の海洋戦略」を読むと、中国海軍は近海だけでなく外洋(下図の「第2列島線」)まで行動範囲を広げようとしているそうです。 ところで、南大東島のさらに南、位置的には台北から東に伸ばした線と鹿児島から南に伸ばした線の交わるあたりに沖大東島という島があります。 実はこの島はラサ工業という上場会社(4022)が所有しています(参照)。 そもそも社名の「ラサ」というのは沖大東島が「ラサ島」と呼ばれていたところから来ています(こちらのエントリ参照)。 このラサ工業は過去2期営業赤字が続き、事業のリストラでの特損を資本準備金を振り替えてまかなうという土俵際の状態です。 そのため株価も低迷し時価総額は50億を切っています(参照)。 一方で、沖大東島はその場所から、領海や200海里の排他的経済水域の面からも重要です。 さら
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