広島市は、サッカーJ1・サンフレッチェ広島の本拠地・広島ビッグアーチ(安佐南区)について命名権(ネーミングライツ)を売却することを決めた。6月議会に改称を盛り込んだ条例改正案を提出、秋にも公募を始める。市は市民球場の命名権を年間3億1500万円でマツダに売り、「MAZDA Zoom―Zoom(ズーム・ズーム)スタジアム広島」として親しまれている。(澤本梓) ◇広島市、条例改正提案へ 市が昨年末に発表した64にわたる事務・事業の見直しの一環。ビッグアーチの正式名称は広島広域公園陸上競技場で、維持・改修費などで毎年数千万円のコストがかかるという。「多くの集客や話題性が見込める」として命名権の売却を検討していた。 市内に本社や支店のある企業など59社を対象に事前調査したところ、複数の企業が関心を示したという。 金額や期間はまだ決まっていない。コンサートホールなどがある市文化交流会館(中区)の命名