【小松隆次郎】元の本に手を加えた参考書を出版した際、元の著者名をどこに表示すればよいか。この点が争われた訴訟の判決で、東京地裁(東海林保裁判長)は1日、「表紙などに書くのが一般的だ」との判断を示した。その上で、「氏名表示権」を侵害したとして、元の著者名を表紙の内側に表示していた東京都内の出版社に計70万円の賠償を命じた。 問題となったのは、2010年4月に出版された物理学の参考書。05年9月に死亡した京大名誉教授ら2人が執筆した以前の参考書の内容を2冊に分け、別の学者が一部新たな内容を追加。表紙にはこの学者の名前だけで、名誉教授の名前は元の著者として表紙の内側に書かれていた。 判決は「通常の読者は表紙と奥付などに書かれた名前を著者と認識する。本の中に書いてあっても、外側から見ただけでは読み取ることはできない」と述べ、名誉教授の遺族らが求めていた請求を一部認めた。
全人代を控えて、習近平総書記の軍の掌握度が気がかりだが、軍経験のない彼は、各地で軍人を“激励”するかのような行動をとっている。しかし、所詮軍事的素養がない指導者は、生粋の軍人からは軽蔑されるのが落ちで、それがまた北朝鮮のような『尊大な指導者ぶり』に悪循環するから、大陸の軍事行動を判断するのは難しい。 昨日出版した「日本を守るのに何が必要か(青林堂)」で概略解説を試みた、日本と大陸との歴史的流れから推察する以外にないのだが、どうも、今の様相を見ていると、習総書記は軍を掌握していないと思われる。では誰が動かしているのか?ということだが、先日の【レーダーロックオン】事態にみられるように、われわれ民主主義国の軍隊の基本である「シビリアン・コントロール(わが国は今までシビル・アンコントロールだったが)」はほとんど無視されている気がする。 それを垣間見たのが「レーダー事件」であり、先日、オキナワの漁船
今からちょうど50年前の1960年10月10日、南極大陸の昭和基地で1人の日本人隊員が強烈なブリザードに巻き込まれ、行方不明になった。手の先さえ見えない視界ゼロの世界。第4次越冬隊員、福島紳さんは南極観測犬のタロたちに餌をやりに行き、そのまま帰らぬ人となった。享年30。福島さんは50年以上にもなる日本の南極観測史上、唯一の犠牲者となる。 遺体が発見されたのは7年後の1968年2月だった。基地から5キロ以上も離れた海岸べりで当時の服装のまま、見つかった。仲間は、その場所に石の塚(ケルン)を作り、福島さんの霊を弔った。 1961年1月、越冬終了直前に最後の捜索を行い、福島ケルンの前で越冬隊隊員全員で写真を撮った。右から5人目が吉田栄夫さん (提供写真) ブリザードの中、福島さんと一緒に外に出たのが吉田栄夫さん(80)だった。南極大陸の地形研究の第一人者。南極観測に長年携わり、国立極地研究所名
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