きのうのアゴラ経済塾(まだ募集中)は、日韓関係がなぜこじれ続けるかを明治時代にさかのぼって考えたが、今はもう一つの要因が加わっている。日韓を分断する北朝鮮の工作だ。朝日新聞の植村記者の義母が挺対協(北朝鮮のエージェント)の会長だったことでもわかるように、彼らは慰安婦問題をあおって日韓を離反させてきた。 韓国には、意外に「親北派」が多い。その一つの原因は、38度線で南北に分断された「離散家族」だ。その数は1000万人ともいわれ、北朝鮮はこれを「人質」として政治的に利用している。しかし「有事」になって38度線が決壊すると、数百万人の難民が南下し、日本も受け入れを迫られるだろう。 これは戦時中の「強制連行」問題と似ている。もちろん文字通り連行された労働者は男女ともいなかったが、だまされて炭鉱などの危険な職場で日本人のやらない仕事をやらされた朝鮮人は多かった。彼らは「同胞」ではなく「鮮人」として蔑