象牙を日本国内から密輸出しようとしたとして中国籍の男が先月、警視庁に逮捕された。象牙の国際取引は約30年前にワシントン条約で禁止され、国内市場の閉鎖に踏み切る国が相次ぐが、日本は文化的背景などを理由に市場を維持し続けている。国際NGOなどからは改善を求める声が上がっている。 11月28日午後11時45分。東京港に停泊していたコンテナ船に戻ろうとする中国人の男が茶色の紙袋を携えているのに、東京税関の職員が気づいた。3時間ほど前の入国時には持っていなかったものだ。 調べると、紙袋と男が背負っていたリュックに淡い色の小さな角材が大量に入っていた。「友だちにもらったアイボリー(象牙)です。スタンプに使います」。素直に認めたという。 「象牙を密輸出しようとしている」と警視庁に連絡。専門家の鑑定結果も踏まえて警視庁生活環境課が30日、男を逮捕。今月19日に起訴された。 男はコンテナ船員の陳天彪(ちんて
中川保太郎は、万延元年(1860年)に大竹村に生まれました。 幼くして武道を好み、早くから清水長蔵に師事し、近代に入って市域で武道が盛んになる中で、難波一甫流を会得しました。 しかし、後にこの武人だけは広島に出て、山中権八郎の門下生となり、練磨研鑽司箭流の蘊奥(うんのう)を極め、免許皆伝となり、大竹に戻って道場を開き、門人数百人に達したと言われています。 しかし、その後司箭流を継ぐ者はなく、難波一甫流が主流となりました。 記念碑の碑文からは、柔道家中川保太郎の人となり、温厚実直で素晴らしい指導者であったことが読み取ることができます。
春日大社(奈良市)の神職の家が並ぶ「社家(しゃけ)町」だった同市高畑町で、唯一残る社家(禰宜(ねぎ)家)住宅として貴重な「藤間(とうま)家住宅」の保存活動に伴う調査で、江戸時代に神前に供えたご飯を入れたとみられる桶(おけ)や神饌(しんせん)調理用のまな板、古文書などが見つかり、当主の長女や孫、大社、研究者らでつくる一般社団法人「高畑トラスト」(佐久間信悟代表理事)が19日、発表した。禰宜家として春日に勤めた藤間家や神社について知る貴重な資料という。 桶は直径約40センチ、高さ約25センチで、「●(=土へんに完)飯桶」と墨書されていた。記載内容から、文政9(1826)年正月に作製されたことが判明。春日大社の神饌を調理する御供所に備えられ、神前に供えるご飯をいったん入れていた桶で、その後、藤間家におろされたとみられる。神饌調理のまな板も横約75センチ、縦約40センチの大きなもので、いずれもヒノ
仏教学者の佐々木閑に、仏教者と称する評論家・宮崎哲弥が、仏教とは何かといったことを問うという、出版社あるあるの対談書だろうと、『ごまかさない仏教(佐々木閑・宮崎哲弥)』(参照)について予断をもっていた。というのも、宮崎について、もうずいぶん昔になる、というか曲がりなりにも小林よしのりのゴーマニズム宣言を読んでいたころのことだ、宮崎が仏教者であることがその漫画でおちょくられていた。小林に共感しない私ではあったが、宮崎の仏教観もヘンテコなものだなと思ったものだった。人の宗教観というのは存外に変わらないものだから、宮崎のそれも同じだろうし、佐々木も最近の国際的な仏教学を知識を淡々と語るくらいかな、いずれ私が読むような対談本でもあるまいと思っていた。『ゆかいな仏教 』(参照)みたいな本かなと。 が、この『ごまかさない仏教』は、そうでもなかった。おもしろい。読み進めるにつれ、勉強になってしまうのであ
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