ロシア本土と結ぶ海路輸送の拠点となるサハリン西岸のホルムスク港。橋によって、天候に左右されない輸送が可能になるとの期待もある ロシアの本土と極東のサハリン島を結ぶ橋の建設構想が再び注目されている。旧ソ連のスターリン時代から浮かんでは消えたが、プーチン大統領が今夏、建設に向けた採算検討を地元責任者に指示した。ただ地元住民からは「もっと優先的にお金をかける分野があるはず」と冷ややかな声も上がっている。 (ロシア極東サハリン州で、栗田晃、写真も) プーチン氏は今年七月、サハリン州知事と会談した際、「橋は昔からの住民の夢だ」と発言。極東振興への意欲をアピールする狙いとみられる。タス通信によると、スターリンは一九五〇年、サハリンと大陸間の連絡道建設を指示。一部建設も始まったがスターリン死後、中止に。約二十年前も建設検討の動きがあったが、立ち消えになった。
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