新型コロナウイルスの発生以来、感染の中心地となっている武漢市の発表には常に疑念がもたれてきた。 そんななか、いくつかの中国メディアが奮闘している。 2月23日、武漢市の共産党委員会機関紙「長江日報」は、同日午前中に亡くなった29歳の夏思思医師を賞賛する記事を掲載した。 記事はその中で、「夏思思医師は、新型コロナウイルス感染症の検査で2月14日に陽性と診断された患者の治療にあたった」と伝えた。この記事は中国共産党の機関紙である「人民日報」のウェブサイトにも転載された。 ところが、中国国営放送「中国中央テレビ」は、2月15日に武漢市衛生健康委員会が「2月14日には新型コロナウイルスの新たな感染者はいなかった」と発表したことを伝えていた。 上記「長江日報」が言及した2月14日の感染者は、武漢衛生当局の発表では存在しないことになっていたのだ。 経済誌「財新」と武漢市の間でも興味深いやりとりがあった
シンガー・ソングライターの山下達郎(66)が19日、TOKYO FM「山下達郎のサンデー・ソングブック」に出演、昨年末の紅白歌合戦での「AI美空ひばり」を「冒とく」とバッサリ斬り捨てた。 【写真】大型ビジョンに映し出された「AI美空ひばり」の歌唱姿 この日は1曲目に、妻でシンガー・ソングライターの竹内まりや(64)が紅白に初出場し歌った「いのちの歌」をかけて始まった。紅白効果もあって7日付の「オリコン週間シングルランキング1位」となり「ありがとうございます」と語っていたが、「AI美空ひばり」に対しては容赦なかった。 リスナーからの「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?私としては技術としてはあり、かもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます。AI大滝詠一とかAI山下達郎なんて聴きたくありません」という質問に対し山下は「ごもっともでございます
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産である醍醐寺(だいごじ)と高山寺(こうさんじ)。この名刹(めいさつ)の僧同士が南北朝時代に対談した内容が、詳細な記録として文書に残されていたことが分かった。記録には、災害や病気の流行などに関する雑談も含め、当時の世相が多く盛り込まれており、重要な史料となる。 対談記録は、延文2年(1357年)9月28日から康安2年(1362年)2月3日までの「真友抄(しんゆうしょう)」と、同日から貞治元年(1362年)10月28日までの問答の「梅林折花集(ばいりんせっかしゅう)」の2冊の文書に分かれる。明星大の芳澤元(はじめ)助教が醍醐寺関連の史料を調査した。 醍醐寺の僧・賢西が高山寺の僧を訪ね、対談した内容を賢西が記録している。この時代の僧の記録は法要の手続きなど実務的な内容が多いが、芳澤助教が両文書を精査した結果、仏教に関する本題以外の雑談部分に、当時の世相を
福井県越前市武生公会堂記念館で現在展示されている、源氏物語の場面を描いた江戸時代の「源氏絵」の屏風(びょうぶ)に、皇位継承に伴う「即位の礼」とみられる場面が描き込まれていることが10月31日までに、同館の調査で分かった。10月22日の「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下がお言葉を述べられた「高御座(たかみくら)」のような玉座も確認できる。同館によると、源氏物語の中に即位の礼の直接の描写はなく、源氏絵の題材とされることは珍しいという。 屏風は、江戸後期の作とされる「源氏物語扇面貼付屏風」(個人蔵)。6曲1双(各縦171センチ、横370センチ)に計24枚の扇が貼り付けられ、うち21枚に源氏絵が描かれている。 同館では現在、最古の源氏絵「国宝源氏物語絵巻」を再現した木版複製を紹介する企画展を開催中。屏風は10月16日からの会期後期の目玉として今回初披露された。展示に先だって同館の学芸員が扇の源氏絵を調
源氏物語の現存する最古の写本で、鎌倉時代の歌人・藤原定家による「定家本」のうち「若紫」1帖[じょう]が、東京都内の旧大名家の子孫宅で見つかった。冷泉家時雨亭文庫(京都市上京区)が8日発表した。定家が校訂したとみられる書き込みや、鎌倉期に作られた紙の特徴などから、同文庫が定家本と鑑定した。 【写真】これが「隕石から作った刀」 既に確認されている定家本4帖は、いずれも国の重要文化財に指定されている。「若紫」は、光源氏が後に妻となる紫の上との出会いを描く重要な帖だけに、今後の古典文学研究に大きな一石を投じる可能性がある。 源氏物語(全54帖)の定家本は、紫式部による創作から約200年後の13世紀初めに書き写された。昭和初期に国文学者・池田亀鑑[きかん]が調べ、「花散里[はなちるさと]」「柏木」「行幸[みゆき]」「早蕨[さわらび]」の4帖が確認されていた。 今回鑑定した元文化庁主任文化財調査官の藤
オウム真理教の後継団体、「アレフ」の札幌市内の施設に公安調査庁が立ち入り検査を行い、オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の写真などが見つかったということです。 立ち入り検査が行われたのは、札幌市豊平区にある「アレフ」の施設です。立ち入り検査は松本元死刑囚らに死刑が執行された去年7月以来で、調査官23人が午前9時からおよそ6時間に渡って施設を検査しました。この施設には、およそ10人の信者が常駐しているとみられていて、今回の検査では、松本元死刑囚の写真や説法を収録した教材が多数見つかったということです。去年北海道内でアレフに新たに入信した信者は30人以上で、これは全国の都道府県で最も多い数だということです。
自分が好きな本や衣類などを必要以上に集めて捨てられず、家にあふれて生活できなくなる「ためこみ症」という病気がある。近年、精神疾患の一つとして注目され、薬やカウンセリングなどの治療にも根気が要るという。病気と自覚しないまま中高年になると「ごみ屋敷」になる恐れもあり、本人と周囲の早めの気付きが大切になりそうだ。 【画像】ごみ屋敷の住人は「セルフネグレクト」? 6つの兆候とは ドアを開けると、玄関や廊下、部屋に天井まで段ボールが積まれていた。昨夏、福岡市内の賃貸マンション。訪れた九州大病院精神科神経科の溝部太郎医師(30)は「これは、かなりの症状だ」と驚いた。 ここに1人で暮らす60代女性は、段ボールをいろんな店で譲り受けて集めていた。浴室や台所にも積んで住めなくなり、同科でためこみ症と診断され入院。溝部さんら医師の訪問調査を受けた際は、「何かの役に立つから」と答えた。 病院側は女性と相談し、ま
韓国石油公社が筆頭株主の韓国の石油物流企業、オイルハブコリア(OKYC)が2017-18年に韓国南部の麗水港で国内外の船舶に積み込んだ石油類の相当部分が公海上で継続的に北朝鮮の船舶に積み替えられていたことが判明した。当時は韓国政府が海運業界に対し、「国連の対北朝鮮制裁に違反しないように特に注意するように」と警告していた時期に当たる。このため、OKYCが疑わしい船舶に石油製品を船積みしていた理由に疑惑の目が向けられている。これについて、OKYCは「石油製品を購入した荷主の依頼に基づき、船積みを代行しただけだ」と説明している。 野党・自由韓国党の金起善(キム・ギソン)国会議員が関税庁から提出を受けた資料によると、全羅南道麗水市に本社を置くOKYCは、国連安保理決議2375号が実施された17年9月から18年2月にかけ、対北朝鮮制裁違反が疑われる船舶6隻に石油類を供給していた。海洋水産部(省に相当
歌手でギタリストの布袋寅泰(57)が、29日発売の新アルバム「GUITARHYTHM 6」の収録曲「Thanks a Lot」(6日先行配信)で、元BOφWYの高橋まこと(65)、松井常松(58)と31年ぶりに共演したことが5日、分かった。 【写真】BOOWY解散ライブセットリスト 3人での共演はBOφWYの解散ライブ「LAST GIGS(ラスト・ギグス)」(88年)以来。布袋の生活の拠点、英国ロンドンで行われた。「スタジオで3人顔を合わせたら、何だか昨日からやってます、みたいな感覚」(高橋)というほど、あうんの呼吸でレコーディングは進んだ。 布袋のギターが高橋のドラム、松井のベースに心地良くシンクロするアップテンポな曲調。布袋は「スタジオに3人が並び、まこっちゃんの大きなカウントから8ビートが走り出す。いつもは険しい表情の松っちゃんが寡黙なダウンストロークを刻みながら静かにほほ笑んでいる
---------- 今日5月1日から令和の時代がスタートする。4月1日の新元号発表から1ヵ月、この二文字についてさまざまな意見が飛び交ったが、そのなかには誤解に基づくものも少なくない。明治大学教授で中国文学が専門、漢文のプロフェッショナルである加藤徹氏がその誤解を解く。 ---------- さる4月1日の昼、国民の目はテレビに釘付けだった。菅義偉官房長官は発表の会場で、新元号「令和」を毛筆で書いた台紙を見せたあと、こう述べた。 「新元号の典拠について申し上げます。令和は『万葉集』の『梅の花の歌三十二首』の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす』から引用したものであります」 このときからSNSやメディアに、新元号に対する賛否両論がわきおこった。 意見を述べるのは万人の
「安倍内閣は『日本を取り戻す』と言いながら、日本を外国に売っている。このパソナ前で訴えているわれわれこそが本当の愛国者」 3月24日の午後、東京・千代田区大手町にある人材派遣会社・パソナ本社前でそう訴えたのは愛国団体「一水会」代表の木村三浩氏だ。この日、パソナ取締役会長の竹中平蔵氏を糾弾する集会が同所のほか名古屋・大阪・浜松・静岡・四日市・福岡の各市で、午後2時から約2時間にわたり開かれた。 竹中氏は安倍晋三首相が議長を務める「未来投資会議」の民間議員でもある。集会は「みちばた興業」と「ピープルパワーTV」の主催で、国民の富を大企業や外資に手引きする竹中平蔵氏を糾弾しようとの目的のもと、前述の大手町に市民約70人が集結した。 フランスの反マクロンデモにならい黄色いベストを纏ったり、「竹中平蔵 売国奴」などのボードを掲げたりした市民を前に元日産自動車会長兼CEO・カルロス・ゴーン氏のコスプレ
JR山手線と京浜東北線の品川―田町間に建設中の新駅の名が「高輪ゲートウェイ」に決まった。周辺の再開発には時間がかかるが、東京五輪に間に合うよう、駅は来春に暫定開業する。 JR東日本は、公募で一番多かった「高輪」を参考にしたというものの、ターミナル駅でもないのにわざわざ玄関口を意味する「ゲートウェイ」を付加したことについては、事業者としての意欲は感じられるが賛否評価は分かれるところだろう。 鉄道の駅名は、立地する地名から付けられるのが一般的で、付近にランドマークとなる施設、寺社、学校などがあればその名称を借りることもある。ただ、一度名付けてしまえば地域を代表する目印であり、利用する住民らの愛着も沸くから簡単に変えるわけにはいかない。 東急東横線の「都立大学」「学芸大学」などがいい例で、学校が移転してしまった後も駅名は残っている。付近のマンションなどには「○○都立大」などと表記した物件も多く、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く