事件は1989年、今から30年前の11月4日未明に発生した。 午前3時頃、横浜市磯子区のアパート2階に、6人の男たちが忍び込み、就寝中の坂本堤弁護士(当時33)一家に襲いかかった。 「子どもだけは……」 妻の都子さん(同29)が、長男龍彦ちゃん(同1)の命乞いをしたり、犯人の指を咬んだりして抵抗したが、抑え込まれた。3人は首を絞められたり、口を押さえられたりして窒息死した。 坂本弁護士一家のことボランティア活動を通じて知り合った2人 坂本さんは、ボランティア活動などを通じて、経済的に弱い立場の人や障害者に寄り添う生き方をしたいと弁護士を志した。都子さんとも、車いすの市民集会を手伝うボランティアで知り合っている。 「幸せ探しの名人」 高校生の頃から、ボランティア・サークルのリーダー的存在だった都子さんは、多くの人から慕われていた。19歳の時には、日記にこんな詩を書いている。 〈赤い毛糸に だ
福井県越前市武生公会堂記念館で現在展示されている、源氏物語の場面を描いた江戸時代の「源氏絵」の屏風(びょうぶ)に、皇位継承に伴う「即位の礼」とみられる場面が描き込まれていることが10月31日までに、同館の調査で分かった。10月22日の「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下がお言葉を述べられた「高御座(たかみくら)」のような玉座も確認できる。同館によると、源氏物語の中に即位の礼の直接の描写はなく、源氏絵の題材とされることは珍しいという。 屏風は、江戸後期の作とされる「源氏物語扇面貼付屏風」(個人蔵)。6曲1双(各縦171センチ、横370センチ)に計24枚の扇が貼り付けられ、うち21枚に源氏絵が描かれている。 同館では現在、最古の源氏絵「国宝源氏物語絵巻」を再現した木版複製を紹介する企画展を開催中。屏風は10月16日からの会期後期の目玉として今回初披露された。展示に先だって同館の学芸員が扇の源氏絵を調
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く