広島高速交通6000系電車(ひろしまこうそくこうつう6000けいでんしゃ)[5][6]は、広島県広島市で新交通システム(アストラムライン)を運営する広島高速交通が、1994年8月20日の開業に合わせて導入した案内軌条式電車である。形式名を60系と記載する資料も存在する[2][7]。 広島県広島市の北西部に位置する丘陵地帯は1970年代以降宅地開発が進み、ラッシュ時には路線バスの定時運行が困難になるほどの深刻な道路の混雑が課題となっていた。そこで交通問題を抜本的に解決するため、1986年にバス以上の輸送力を持つ軌道系交通機関の新交通システム(案内軌条式鉄道)の導入が決定し、翌1987年には広島市などが出資する第三セクターである広島高速交通が設立された。公募により"アストラムライン"と言う愛称が付けられたこの路線に向けて開発されたのが6000系である。車両の製造は新潟鐵工所、川崎重工業、三菱重