菅義偉首相は16日午後(日本時間17日未明)、ジョー・バイデン米大統領とホワイトハウスで初めての対面での首脳会談を行った。共同記者会見で菅氏は中国に関し「東シナ海や南シナ海における力による現状変更の試み、他者に対する威圧に反対することで一致した」と表明。バイデン氏も「中国がもたらす課題に連携して取り組む」と述べ、軍事的覇権拡大を進める習近平政権に対峙する姿勢で歩調を合わせた。両首脳は東京五輪・パラリンピック開催に向けた協力も確認した。 ◇ 菅首相は会談終了後の共同記者会見で、「米国は日本の最上の友人であり、日米は自由、民主主義、人権などの普遍的価値を共有する同盟国」としたうえで、「インド太平洋地域と世界全体の平和と繁栄に対して、中国が及ぼす影響について真剣に議論を行った」と述べた。 「台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて確認した。新疆ウイグル自治区の状況についても、わが国の立場や取り組みに
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