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ブックマーク / mojiura.hatenadiary.org (13)

  • 縦書き用の音引き、横書き用の音引き - 文字の裏通り

    以前、音引きが縦書き用か横書き用かで熱く語ったことのある文字裏太郎。 →「案外楽しいかもしれないビル文字の世界」の後半部分。 ややこしい話で申し訳ないのですが、つまり「縦書き用の音引きを横書きで使うのは、違和感はあるけど、昔はそれなりに行なわれていた」という話。 で、今回見つけた、とあるホールの裏口にあった小さな看板。これは逆に、横書き用の音引きを、縦書きに使ってあります(ややこしくてすみません)。 どういう事情があったのか、いろいろ推測する文字マニア。 結論。そんな細かいこと、どっちでもええやん。

    縦書き用の音引き、横書き用の音引き - 文字の裏通り
    kanototori
    kanototori 2009/04/12
    一瞬首を傾けそうに
  • はしご文化祭 - 文字の裏通り

    一年前に仕事で通りかかった駅で見つけた文化祭のポスター。「はしご高」です。 まあ、「はしご高」くらいはそんなにめずらしくもないので、そのまま通り過ぎそうになったのだけど……。 よく見ると、「第五十一回」の「回」の字が、「はしご回」*1になってます。「これは面白いかも」と、撮るだけ撮ってすっかり忘れていました。 そして、一年後、もう一度同じ駅で、「はしご高」に再会。 「はしご回」も健在(?)です。なんだか嬉しい。 もしかすると、五十二年間ずっと「はしご高」で「はしご回」なのでしょうか。ずっとそういう文化祭なのでしょうか。ちょっと興味が湧いてきました。 来年が楽しみです。 *1:「はしご回」の読みかた募集中。私はとりあえず「はしごまわり」と読んでます

    はしご文化祭 - 文字の裏通り
    kanototori
    kanototori 2008/06/19
    「かすこうさい」と読んじゃうのか> http://kasukousai52nd.web.fc2.com/
  • 「熱き舌戦い」 - 文字の裏通り

    「舌戦(ぜっせん)」という語を知らないわけではないのですが、「熱き舌」+「戦い」のように思われてしかたありません(画像は「毎日新聞(MSN-Mainichi INTERACTIVE)」より引用)。 なるほど組版というのは、こういう場面でこそ活躍すべきなのだろうなあ(「いざ」の前に改行を挟んだり、あるいは文字サイズを調整して一行に収めたり、すべきなのだろうなあ)、と思ったり思わなかったり。その半面、きちんと組版されないと誤読されてしまうような文章も、ちょっとどうかと思ったり思わなかったり。 いわゆる「印刷」であれば、印刷会社の人が少し調整すればすんだことだけど、ウェブだと(ダイナミックな組版だと)うまくいきません。 いろいろと考えさせられます。

    「熱き舌戦い」 - 文字の裏通り
  • 片仮名に振り仮名 - 文字の裏通り

    とある国際研修センターにお邪魔させていただいたら、片仮名にも振り仮名が振ってあった。なるほど国際的な施設です。外国のかたもいらっしゃるので、配慮しているのでしょう。 でも、よく考えたら、振り仮名があっても読めないのではないかと……。振り仮名があろうとなかろうと、日語は日語です。日語の単語の意味を知っていないと、文章を理解することはできません。たとえば写真の文章であれば、「トレイ(とれい)」=「tray」であるとか、「上(うえ)」=「on」であるといった知識を持っている必要があります。 「トレイ(とれい)」=「tray」や、「上(うえ)」=「on」といったところまで日語学習が進んでいれば、当然、片仮名くらいは平気で読めると思うのです。逆に言うと、片仮名の読めない人が、「うえ」=「on」ということを理解できるとは思えません。 そんなわけで、片仮名に振り仮名を振るのは、やっぱりあんまり意

    片仮名に振り仮名 - 文字の裏通り
  • 上向きの「上」 - 文字の裏通り

    上野警察署の作った看板。やや古めです。 上野の「上」の字の横画が、上を向いてます。昔は、バランスをとるために、やや上向きに作ることが多かったようですが、最近はほとんどみかけません。*1 「止」や「点」なども、上を向いています。一字一画を大切に文字を作ったのだろうなあ、と思いをはせてみたり。 こちらは「上菱のれん街」入口の看板。これはしっかり(?)上を向いています。これだけ上を向いてると安心です。 こういう古い字を見ていると「知らないうちに、最近の字は画一的になってしまってるんだなあ」と実感します。個人的には、ちょっと寂しく思います。*2 そんなわけで、ほぼ絶滅寸前の上向きの「上」やら「止」やらですが、実は、まだまだ多数生存している場所があります。 「止まれ」標識です。 最近設置されたものでも、結構な割合で上向きの「止」が見られます。どうして生き残ってるのかはわかりませんが、ともかく引き続き

    上向きの「上」 - 文字の裏通り
    kanototori
    kanototori 2008/02/18
    (´・ω・`)よりは(`・ω・´)で
  • リアルな文字 - 文字の裏通り

    ここまでリアルな文字は珍しいと思った。

    リアルな文字 - 文字の裏通り
    kanototori
    kanototori 2008/02/08
    キリンの文字は隠れてはいないかと
  • 案外楽しいかもしれないビル文字の世界 - 文字の裏通り

    今日はビル文字の話です。どんどん行きます。 「石井ビル」。「石」の左上のあたりがなんとなく「后」っぽくて、個性的。 「澤田ビル」。「澤」の上のほう、「目」が横向きになった部分が、「四」になってる。めずらしい。 「オガミビル」。どうにも「ミ」に違和感がありますが……。 明朝体の「ミ」を確認してみると……。点の向きを逆に貼っちゃったかも? 「イトーピア」。これに違和感を覚えるのが良いことかどうかはともかく。 音引き「ー」を、普通の明朝体と比べると、書き始めの形が違います。 この「イトーピア」では、縦書き用の音引きを、横に倒して使ったのだと思われます。 音引き「ー」の横倒しはあながち間違いでもなくて、その昔まだ鉛の活字を並べていた時代には、普通に縦書き用の音引きを 90 度回転させて、横書きに使っていたとのこと。 音引き横倒しは、ある意味、「正しい活字の使いかた」だったようです。 「イトーピア」

    案外楽しいかもしれないビル文字の世界 - 文字の裏通り
    kanototori
    kanototori 2007/11/11
    触りたくなる
  • 「安」→「あ」 - 文字の裏通り

    JAPEC の会長の安西愛子会長、達筆です。「安」が、まるで平仮名の「あ」のようです。「平仮名って、漢字から生まれたのだなあ」と実感する瞬間です。 …という基礎知識を得たところで、安倍川もちです。「あ」が、ほとんど平仮名です。 値札が、……これは完璧に平仮名になっちゃってます。 小さく「家康公が名付け親」と書いてありますが、家康公も「平仮名で書け」とはおっしゃらなかったと思われます。 もちろん「なんか間違えてるよ」とか言って片付けてしまえば簡単です。 でも、「横三の来」を誤字とは言い切れない自分がいて→「横三の『来』」(karpa さんのコメントもぜひ)、「別に平仮名でも(平仮名に見えても)いいのでは」と思ったり。 平仮名に見えるけど「実は草書の『安』なんだ」と強弁してもよいような気がしたり。 値札のほうは文字コードで書くと平仮名の「あ」になると思うけど、パッケージの筆書のほうを文字コ

    「安」→「あ」 - 文字の裏通り
  • 風月堂の「風」 - 文字の裏通り

    お菓子の缶の中に、風月堂の由来が書かれた紙を発見。 これを読む限り、松平定信公からいただいた屋号は普通の「風」の字で、それを市川米庵が書いたときに(揮亳したときに)内側が百の「風」になったみたい。 気になって検索してみたら、「風月堂社史文―江戸」というページがヒット。この「風」の由来には「いくつかの説がある」とのこと。ちょっと長いけど関連部分を引用。 1つは松平定信の雅号をそのままいただくには恐れ多いから風にしたという説。また、一方には、米庵は唐風流の書家であったため“風”の中の一虫を嫌い、その古字である“風”を記したという説である。さらに風でなく風であるのは、風と書くところを筆の勢いが余って続けて筆を運んでしまい、百になったという説。几の中の一日を続けることによって頭結一致するものとして記したという説。また、百という数字を書くことによって多くのお客がくるようにとの縁起をかついだという説

    風月堂の「風」 - 文字の裏通り
  • 字形字体と書体 - 文字の裏通り

    「秋」について調べていて、いつのまにか自分が、字形字体に対して画一的な見方を持ってしまっていることに気づいた。 「字形字体は、書体(篆書・隷書・楷書など)と関連付けて考えるべきだ」というもの。 たとえば「秋」がそうなんだけど(「『秋』の右左」)、「つちよし」も似たような事情があると思う。「つちよし」は、吉野家とかで有名(?)な、下の長い「吉」のこと。 「吉」は、隷書ではほぼ確実に「つちよし」になっている(おそらく波磔のせい)。隷書以外だと、上が長いのや、下が長いのや、いろいろあるけど、隷書は「つちよし」しかない。 たぶん、隷書が流行(?)した時代に「波磔をきれいに書くために『吉』は下を長く書きなさいよ、『つちよし』にしなさいよ」といったルールができたのだと思う。これが長い年月で風化して「理由はわかんないけど、とにかく『吉』は下を長く書くんだよ、『つちよし』のほうが正しいんだよ」という具合に

    字形字体と書体 - 文字の裏通り
  • 小書き? - 文字の裏通り

    のジェットライナー」と書かれたトラックを発見。 普通に「ジェットライナー」と読めてしまうのですが、よく見ると「ジエツトライナー」のような気もします。 ※小書き関連↓。 小さいトド 「大きな字」を探そう カップヌードルの「ド」

    小書き? - 文字の裏通り
  • 「大きな字」を探そう - 文字の裏通り

    拗促音を小さく書くこと(「っ」、「ゃ」など)、いわゆる「小書き」、が定着したのは、わりと最近のことのようです。少し意識して探せば、わりと簡単に大きな拗促音が見つかります。 どちらかというと、促音(「っ」)よりも、拗音(「ゃ」など)のほうが簡単に見つかるようです。 ジャガイモのダンボール箱にて。大きな「や」です。いや、別に「大きい」わけではないのですが。 駅のホーム。わずかに大きさの差があるような気もしますが、おおむね大きい「ゆ」と見てよいでしょう。だから大きくないってば。 これはちょっと興味深くて、「つ」は小さいのですが、「や」は大きいのを使っています。いや、その、大きくはないのですが。 ※ 印刷物の振り仮名では、小書きは使わない、というのが常識のようです(小さい字は印刷時に潰れがちで、読みにくいため)。たとえば「接客」には「せつきやく」と振り仮名が振られます。最近は技術の進歩もあり、しば

    「大きな字」を探そう - 文字の裏通り
  • 梅田の「田」 - 文字の裏通り

    阪急電鉄の切符では、梅田駅の「田」の字の中が「×」になっています。なんでもまだ自動改札がなくて、駅員さんが切符を目視確認していたころの名残だそうです。詳細は、Wayback Machine で掘り起こした阪急のサイトをどうぞ→「びゅんびゅん☆豆知識」。 非常に個人的な願望ですが、こういう雑学っぽい根拠による字は、是非、次世代へ継承して欲しいものです。雑学が大好きなのです。 以前、阪急梅田駅を利用したときに撮影したものです。国構えと片仮名の「メ」を重ね打ちしているように見えます。独特の字を保存するための工夫なのだと思われます。 同じ時期に撮影した、こちらは小さい字。「メ」との重ね打ちではなく、ちゃんと(?)外字を作っているように見えます。 最近、また梅田駅を利用することがあったのだけど、いつの間にか小さい字も「メ」になっていました。 ちなみに、上記の阪急豆知識で、以下のようあります。 でも、

    梅田の「田」 - 文字の裏通り
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