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ブックマーク / www.shochian.com (2)

  • 昭和天皇とアブライカ

    アブライカ、おそらく油烏賊とでも表記するのだろうが、この言葉を知っている人はそう多くないだろう。一言で述べると、タイを一釣りで釣るための餌で、あまりに簡単に釣れてしまうために、禁止されているものである。 このアブライカと昭和天皇にまつわるちょっとしたエピソードをご紹介する。この話は、母方の祖母に聞いたものであり、何分昔のことでどこまで当かはわからない。ただし、祖母は山口県下関市で、山陰側の吉母という小さな漁村(現下関市吉母町))から魚を仕入れ、同じ下関の唐戸市場に卸す、ということを10代の頃から60年も続けてきた人間で、もう仕事を辞めて10年以上になるが、彼女はある意味で下関の水産業界の生き字引的な存在である。 ある時、昭和天皇が下関に行幸されることになった。記録を調べると、東京オリンピックの行われた昭和39年(1964年)に確かに行幸の記録があるので、おそらくこの時のことだと思われる

  • 日本語における長音符の起源

    ポーランド語人姓の「〜スキ/〜スキー」「〜ツキ/〜ツキー」問題を調べていて、日語の長音符「ー」が気になって来た。世界の言語で、私が多少とも 囓った範囲では、専用独立の文字としての長音記号を持っているものは珍しいと思う。長音大好き言語としては、ドイツ語が挙げ られる。ドイツ語の場合、長音は wie、Liebe のように二重母音で表すか、あるいは ohne、wahr のように、母音の後に h をつけて表す。h はそれ自体、文字として発音される場合もある(例:hoffen)ので、長音専用の記号とは言えない。また、チェコ語のように、アクセント記号が長音記号 として 使われている場合もあるが、あくまで補助的な記号である。それ以外、たとえば英語では h を長母音の印として限定的に使う以外は、原則長音か短音かの区別は表記からはわからない。韓国語でも、姓の「李」さんは、私の体験では通常長母音で あるが、

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