【論文】 中世の源経基像と武士の系譜意識…藤田佳希 『国体論及び純正社会主義』の形成過程―北一輝における美濃部憲法学の受容―…菅原薫仁 北海道における日露戦争戦没者―その実相と北海道護国神社―…相庭達也 【歴史手帖】 長崎聞役と御用達…松尾晋一 実証史学の行方…中西 聡 【研究余録】 二つの「亀山」―石田三成の丹波経営―…谷 徹也 【史料散歩】 野に馳せる―小金牧牧士の調教・乗馬術―…金澤真嗣 【文化財レポート】 2021年度後期の史跡等の指定(下)
日本には朝廷が定めたものではない「私年号」が存在した。大化以前の架空年号や、中世以降に創作されたもの、息災招福のため佳字を選んだもの、政治的対立が生んだものなど様々である。私年号が記された史料や金石文などを博捜し、その信憑性、使われた地域や年代、込められた人々の思いから史的背景と本質を解明。非公年号研究の名著、初の復刊。 序/序言/序論(私年号の概念と本書の構成/日本の古代年号・私年号研究の沿革/中国の公年号と僭竊年号/朝鮮半島の公年号と僭竊年号・私年号/日本の公年号)/本論(日本のいわゆる古代年号〈名称と相当年代および継続年数/名称発生の根拠について/古代年号の発生年代と発生の理由/古代年号的諸資料/小結〉/私年号発生に至る前段階〈仮名書年号/同音異字の年号/一字異音の年号/小結〉/平安時代末期より南北朝までの私年号〈年代・時代の判定/鎌倉幕府創立前後の私年号に関する諸問題/鎌倉時代末期
社章の由来について ピラミッドは、日本の巨大古墳を遡ること3000年、いまもエジプトの砂漠にそびえ立つ、人類が残した最古の記念碑です。スフィンクスは、その不滅の金字塔を守るかのように鎮座する人頭獅身の石像で、謎と矛盾に満ちた不思議な「人間」の象徴です。この「スフィンクスとピラミッド」の社章は、もっぱら人間の文化と歴史の出版を志すものの指標として、1949年(昭和24年)に再発足の時から使用しています。 世界史を含めた歴史全般の出版活動から、現在では主に日本史が専門の出版(国史大辞典、国史大系、人物叢書、歴史文化ライブラリー、日本史年表・地図など)を行なっており、社章のイメージも従来の性格から若干の違和を感じますが、明治創業の精神とは一脈相通ずるところがあり、これからもこの社章を大切にしていきたいと考えています。
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