香港の政府は今月中にも区議会の議員に対し、政府に忠誠を尽くすよう宣誓することを求める見通しです。宣誓に違反したとみなされると刑事罰が科せられることなどから、政府に反対の立場の民主派議員の200人以上が相次いで辞職する事態となっています。 香港では「愛国者による香港の統治」を進めるためとして、中国の習近平指導部によって選挙制度が変更されました。 これに合わせて条例も見直され、区議会の議員に対し、香港政府への忠誠を尽くすよう宣誓することが求められることになりました。宣誓に反する行為があったと見なされた場合には、議員資格が剥奪されるうえ、刑事罰が科されます。 香港の複数のメディアは、今月中に宣誓が求められ、政府に反対する立場の民主派の区議およそ230人が資格を剥奪され、議員報酬の返還を求められる可能性があるなどと伝えました。 このため宣誓を求められる前に辞職を表明する人が相次ぎ、今月7日から11
ミャンマー問題について、「『ミャンマー国民和解日本政府代表の笹川』は何故ミャンマー国軍を批判しないのか」と、にわかミャンマー専門家やSNS上で批判を受けている。私は人を批判する人より批判される人になりたいと努力してきたので、誤りのある発言も多くあるが反論はしない。正直のところ痛痒も感じていない。スカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団の初代理事長でスウェーデンの名外交官といわれたグンナー・ヤリング氏はかつて国連特使として中東和平に尽力された。ヤング氏が困難な問題解決には「沈黙の外交」が必要だと述べられていたことを思い出している。 太平洋戦争(正式には大東亜戦争)中の昭和20年3月10日、当時6歳だった私は、アメリカ軍による東京空襲の中、高熱で寝込んでいた母の手を引き、雨のように降り注ぐ焼夷弾で大火災が発生し、熱風が吹き荒れ、逃げまどう町内の人々のほとんどが焼死する中、奇跡的に生き残った。多く
Author:内藤陽介 Yosuke NAITO 1967年、東京都生。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。 切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し研究・著作活動を続けている。 最新作『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』が好評発売中! 主な著書 『龍とドラゴンの文化史 世界の切手と龍のはなし』 (えにし書房) 『今日も世界は迷走中』 (ワニブックス) 『現代日中関係史』 (日本郵趣出版、全2巻) 『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社) 『アフガニスタン現代史』 (えにし書房) 『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』 (ビジネス社) 『切手でたどる郵便創業150年の歴史』(日本郵趣出版、全3巻) 『世界はいつでも不安定』 (ワニブックス) 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社) 『みんな大好き陰謀
中国・新疆ウイグル自治区とパキスタンのギルギット・バルティスタン州にまたがるクンジュラブ峠を歩くパキスタン人ら(2015年9月29日撮影、資料写真)。(c)AAMIR QURESHI / AFP 【5月26日 AFP】2017年、パキスタン人と結婚したウイグル人女性たちが、中国政府によるイスラム過激派排除の捜査網にとらわれ、その姿を消した。これらの女性たちが最近になって解放されはじめている。しかしパキスタン人の夫らは、その解放には大きな代償が伴ったと話す。戻ってきた妻たちが「中国社会への適応」の証明を強要されており、宗教的戒律をも犠牲にしているというのだ。 中国には「職業教育センター」と称する強制収容所がある。ここには100万人近くの収容者がいるとみられているが、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)出身のウイグル人妻約40人もその一部だっ
イラクの人々の6割程度がシーア派なわけだが、近代政治を見てみると彼らは政治権力からは遠い位置にあった。二十世紀前半には英国によってスンナ派君主が置かれ、その後はスンナ派によるバアス党政権が確立した。1950年代に世俗主義、アラブ民族主義を掲げたバアス党はイラク全土に勢力を広げ、共産党がそれに続いた。 このような歴史を通してアメリカはイラク戦争当初、シーア派を世俗的であると見なしていたが、それは大きな誤りであった。1958年に既に、シーア派の聖職者であるムハンマド・バキー・アル=サドルはバアス党政権に対抗し、イスラーム法の下で統治されるイスラーム国家の設立を目指すダアワ党を設立していた。しかし1979年のイラン革命に強い警戒心を示したサダム・フセインはそれに余波を受けないようにとダアワ党の活動を強く取り締まり、ムハンマド・バキー・アル=サドルを始めとした多くのシーア派指導者が処刑されるに至っ
闘争民主党(とうそうみんしゅとう、インドネシア語: Partai Demokrasi Indonesia-Perjuangan、略称:PDI-P)は、インドネシアの政党である。自由主義に立脚した中道左派。インドネシアの初代大統領スカルノの娘であり、インドネシア第5代大統領となったメガワティ・スカルノプトゥリを領袖とする政党である。政党のシンボルカラーは赤、シンボルマークは牡の闘牛。第5代大統領メガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリ、第7代大統領ジョコ・ウィドドの所属政党である。 現地語の表記では、「Partai Demokrasi Indonesia」(インドネシア民主党)と「Perjuangan」(闘争)のあいだにはっきりと「-(ハイフン)」が挿入されており、正しくは「インドネシア民主党闘争派」とでも訳すのがふさわしいが(後述する党の来歴を参照)、日本国内のメディアでは「(インドネ
トルコのユルドゥルム首相は15日、「軍内のある集団に不法行為があった」と地元テレビで語った。軍の一部がクーデターを試みたとみられ、政権が事態を掌握しているかは不透明だ。ロイター通信などが伝えた。 同通信によると、トルコ国営メディアTRTのアナウンサーは、軍の声明を読み上げたうえで、「民主主義が現在の政権によってむしばまれていた」と動機を説明、「可能な限り早く新しい憲法を準備する」と述べた。同通信はトルコ与党・公正発展党(AKP)のイスタンブール支部の話として、同党の建物に同国軍が入り、立ち退きを命じた、と伝えた。 イスタンブールや首都アンカラで反乱軍と鎮圧部隊が交戦しているほか、国会への砲撃も16日朝になっても続いている。エルドアン大統領を支持する市民も街頭で抗議している。ロイター通信は政府幹部の話として、一連の反乱でアンカラだけで42人が死亡、イスタンブールでも多数の死者が出ていると伝え
本書は現代モンゴルの悲劇の政治家、ウラーンフーの生涯と思想を、現時点で知りうる限りの資料を駆使してまとめあげた、モンゴルの歴史をたどる上で不可欠の伝記である。1906年内モンゴル西部のトゥメト地域の農家に生まれ、最初は慶春、4歳の時に雲澤(ユンセ)と名付けられた少年は、1925年にソ連(当時)に渡って4年間の留学生活を送った。しかし、果たして彼がソ連でどのような立場にいたのか、29年以後モンゴルに戻ってから果たして何をしていたのかは、今もほとんどわかっていない。1945年11月26日、中国共産党の翼賛組織「内モンゴル自治運動聯合会」にて、雲澤はモスクワと延安双方で訓練を受けたモンゴル人革命家として紹介され、忽然と歴史の舞台に現れる。本書20ページに掲載された当時の彼の写真は、著者楊海英氏が「モンゴル高原の奥から現れた『蒼き狼』」と評するそのままのモンゴル人男子のイメージが焼き付けられており
Author:内藤陽介 Yosuke NAITO 1967年、東京都生。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。 切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し研究・著作活動を続けている。 主な著書 『龍とドラゴンの文化史 世界の切手と龍のはなし』 (えにし書房) 『今日も世界は迷走中』 (ワニブックス) 『現代日中関係史』 (日本郵趣出版、全2巻) 『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社) 『アフガニスタン現代史』 (えにし書房) 『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』 (ビジネス社) 『切手でたどる郵便創業150年の歴史』(日本郵趣出版、全3巻) 『世界はいつでも不安定』 (ワニブックス) 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社) 『みんな大好き陰謀論』 (ビジネス社) 『日韓基本条約』(えにし書房) 『(改訂増補版
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