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パキスタン北西辺境州ペシャワル(Peshawar)の博物館に展示された仏像(2009年10月3日撮影)。(c)AFP/ A MAJEED 【11月23日 AFP】パキスタン北西部でイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の脅威が高まる中、世界遺産でもある古代王国ガンダーラ(Gandhara)の遺跡がタリバンに破壊されていると、考古学者らが警告している。 首都イスラマバード(Islamabad)から20キロ、パキスタンにおける仏教の歴史の中心地タキシラ(Taxila)にあるタキシラ博物館のアブドゥル・ナシル・カーン館長はAFPの取材に、「タキシラですら安全とはいえなくなった。地元政府には博物館をねらった(タリバンの)攻撃があるかもしれないと警告された。警備体制は強化したけれど、資金が足りず十分とはいえない」と話した。 タキシラ博物館はパキスタンでも有数の考古学コレクションを誇る。しかし
今年の2月23日に限定的に再開された際のイラク国立博物館=ロイター 【パリ=国末憲人】イラク戦争後に略奪被害を受けたバグダッドのイラク国立博物館が、閉鎖から6年あまりたって近く一般に公開される見通しとなった。現地を訪れた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎事務局長に、同博物館が明らかにした。治安に不安が残る中での再開となる。 同博物館はメソポタミア文明の遺跡からの膨大な出土品や文化財を展示。戦争で閉鎖された後、03年4月に大規模な略奪を受けた。戦争前の記録が失われているため被害の詳細は不明だが、1万〜1万5千点の収蔵品の多くが持ち去られたとみられた。 このうち、国際刑事警察機構(インターポール)などが調べた結果、6千点前後が回収された。これを受けて今年2月、専門家らを対象に限定的に再開。今回、ウル遺跡で最近発掘された考古資料も加えて展示を再構成し、一般市民への公開を再開する。
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