『四庫全書』は清の乾隆帝(1711-1799)の勅命によって編纂された中国最大の叢書です。古今の重要な書物約3,460種、7万9千巻を、経(経書=儒教の経典や注釈など)・史(歴史や地理など)・子(諸子百家等)・集(詩文等)の四部に分類して収録しています。『四庫全書』とその関連叢書だけで15,000種以上の漢籍を収録しており、清代以前の漢籍を探す際にはまず調査したい資料群となっています。ここでは、『四庫全書』やその関連叢書の特徴と収録される漢籍の探し方をご紹介します。一般的な漢籍の叢書の調べ方については、「中国の叢書」をご参照ください。 【 】内は当館請求記号です。 1.『四庫全書』の利用方法『文淵閣四庫全書オンライン版』 東京本館人文総合情報室および関西館アジア情報室では、『文淵閣四庫全書』のオンライン版を利用できます。書名、著者名、分類ごとの検索やキーワードによる全文検索で本文を閲覧でき