創想話に関するkaoru_nakのブックマーク (4)

  • お○○○

    2007/08/31 03:26:24最終更新2007/09/03 18:26:24サイズ12.21KBページ数1 『白くてスベスベ! 思わずべたくなる! ――おとうふの八雲でお買い求めください(宅配やってます)』 しまった、どんな宅配方法なのか、聞くのを忘れた。インクと温い息の臭いばかりが充満している室内で、私は頭を抱えた。写植も終わり、後はゴリゴリと刷るだけという状況でこれに気付いたのは、我ながら痛かった。 自分で好き勝手に新聞記事を書くのは慣れていたが、広告を掲載するのは数える程度でしかない。ケアレスミスもそれだけ起こり易かったから、注意していたのに。 「んー、まあいっか。どうせ誰も買わないだろうし、過不足も無いものね」 大体、スキマ豆腐というのがよくわからない。やはりスキマで濾すのだろうか。何が混入しているやら、わかったものではない。もっとも大半の広告は八雲さんの出資だから、断る

    お○○○
  • さあ飲んで……私のラー油……

    2012/08/17 23:01:40最終更新2016/11/30 23:09:35サイズ19.22KBページ数1分類タグ咲夜アリス魔理沙白蓮 餃子・オン・ステージである。 広いテーブルの上には、ずらりと焼き餃子が並んでいた。何人前だろうか。とりあえず、数えるには少なくとも腕が十ほど必要そうだ。 「さ、どうぞ」 「どうぞ言われても。何祭りなのよこれ」 隣に立ち、例のごとくの涼しい声で告げる咲夜に対して、ただ一人テーブルにつくアリスは、ともあれツッコミを入れるところから始めた。 頼みごとがある、と咲夜に呼び出されて、何事かとやってきたら、これである。 「あ、心配しなくても、これがお礼の先払いなんてわけじゃないから、気にしないで」 「一応安心しておくわ」 「あと、タレとラー油もちゃんとあるから」 「それは別に心配してなかったけど」 「ラー油もあるから」 「なんで被せてきたのかわからないけど。

    さあ飲んで……私のラー油……
  • パンチガ

    2008/02/28 19:13:26最終更新2008/03/03 10:19:00サイズ15.58KBページ数1 私服で出かけるのは久しぶりだったから。 だから早苗は、 「ん、大丈夫かな」 下着のラインが浮いてないか確認していた。 後ろ手を使って服越しにブラやショーツの端々を引っ張り、凹凸が出ないか鏡と照らし合わせつつ見ていく。メイクよりもそういったことに時間が割かれており、微妙な年頃ではあった。 後の茶碗に注いだ緑茶を啜っていた神奈子は、かれこれ二十分近くも早苗の幾何学体操を眺めていた。 「ああ、うざったらしい。さっさと出かけたら?」 「いやあ、別に時間は決めてませんし」 「なら、どうやって待ち合わせするのさ」 「店に行けばどっちかどっちかが選んでるだろう、って」 これから早苗は、服を買い足しに行くことになっている。 別に一人だけで行っても構わないのだが、里にある店には不慣れである。

    パンチガ
  • 「パチュリー様、魔界に行きたいのですがちょっとゲート開いていただけませんか」

    2012/02/17 21:12:13最終更新2014/11/08 21:48:29サイズ8.91KBページ数1分類タグ咲夜パチュリー小悪魔レミリア 「パチュリー様、魔界に行きたいのですがちょっとゲート開いていただけませんか」 「えっなにそれ軽い……」 十六夜咲夜は、唐突でないことのほうが珍しい。 これは、全世界からランダムに紅魔館のメイド100人をサンプリングしてアンケートを取った結果、98人がそう答えたという結果からも明らかである。なお、残りの2人のうち1人は「いつでも咲夜さんを受け入れる準備ができているから例え熟睡中に目薬をさされても唐突とは思わない」と名言を残している。 ともあれ、訓練された妖精メイドたちほどには訓練されていないパチュリーは、いきなり図書館に現れて先の発言をした咲夜に、呆気に取られずにはいられないのであった。 「魔界に行って、どうするの? あんまりどうでもいい理由だ

    「パチュリー様、魔界に行きたいのですがちょっとゲート開いていただけませんか」
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