屍鬼:エスカレーションしてよ! 小野不由美の文庫版「屍鬼」を読了しました。 映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を見たときのような感覚を持つとともに、ある場面では静信の優柔不断さにイライラしつつも、ある場面では屍鬼の肩を持ちたくなる自分があり、読み進める中で自分の立場「どっちにつけばいいのか」という部分が常にぐらぐらしている感覚が、なんともいえない読後感を与えてくれました。 ・・・で、物語としては面白いのですが、どうしても自分の中で読んでいくうちにリアリティがあまり感じれないこととして受け止められた部分が、なぜ敏夫が問題をさっさと外部に報告しなかったかという部分です。 「全部自分でやりたかった」というのはわからないではないですし、外場の特殊性等もその理由なのかもしれませんが、高々30代前半の人間が、危険な伝染病かもしれないという認識を持った時点で、すべて自分の中で完結させようと思うも
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