先週のクーデターで実権を握ったニジェール軍事政権は31日、追放政権がバズム大統領を解放するため、フランスによる大統領公邸攻撃をすることを許可したと明らかにした。フランス大使館前に集まる軍事政権支持者、30撮影。(2023年 ロイター/Souleymane Ag Anara) [ニアメー 31日 ロイター] - 先週のクーデターで実権を握った西アフリカ・ニジェール軍事政権は31日、追放したバズム政権の鉱山相と石油相ら3人を新たに拘束したと発表した。これまでに内相や運輸相らも拘束されている。 隣国チャドのデビ大統領は30日、仲介を目指しニジェールに到着。その後、26日から大統領公邸に留め置かれているバズム大統領と会談した様子が映った動画を投稿した。バズム大統領は笑顔を見せており、無傷とみられる。バズム氏の姿が確認されたのはクーデター後初めてとなる。デビ氏は「平和的な解決策を見出そうとしている」