ベルテルスマン財団の調査によると、子どもが数人いる家庭では、子どもが少ない家庭よりも貧困に陥りやすい傾向にあることが分かった。子どもが3人以上の家庭の約3分の1が所得不足とされ、約18%が給付金を受給している。 育児と仕事との両立は難しく、子どもが3人以上いる家庭では、子どもが2人以下の親に比べて就業率が低くなる。父親が主な稼ぎ手となり、母親が副収入を得る家庭が多いが、母親の70%は十分な教育を受けており、大家族の親が低学歴という考えは固定観念に過ぎない。
ドイツのマーケティング会社BBDOなどの共同調査によると、ドイツ人に最も人気のある広告は製菓会社のハリボー(HARIBO)のものだった。同調査は定期的に行われており、ハリボーはランキングで1位になることが多いが、前回の調査ではスーパーマーケットのエデカ(EDEKA)が1位だった。 評価されたハリボーの広告は、大人の声が子どもの声で吹き替えられているCMシリーズで、ドイツ人の記憶にしっかりと残り、トップに返り咲くことに成功した。また、ブランドイメージ、知覚品質、顧客満足度、顧客数でもトップとなった。 ハリボーの広告を見たことがある人の割合は55歳以上の年齢層で最も高く、ハリボーは主に祖父母層にアピールしていると考えらる。しかし、過去数年間の評価を見ると親世代が購入している傾向があることが判明。また過去12カ月の間にハリボーの広告を目にしたことがあると答えた人は全体の31%で、そのうち28%が
Mittwoch, 09 September 2020 10:00 9 September 2020 今年も猛暑が続いた8月のドイツでも、子どもが車内に置き去りにされる事件が発生した。 8月12日、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のフェーマン島で、生後6カ月の赤ちゃんが車内に放置されていたことをRTL.DEなどが伝えた。当時は気温30度で、47歳の男性が赤ちゃんを発見。運転手を探したが見つからず、やむを得ず窓を割って救出した。赤ちゃんは無事だったが、救出者は窓の損害責任に問われる事態になったという。 南西ドイツ放送(SWR)の報道によると、子どもを救出しなかった場合も起訴される可能性があるという。もし車内に放置された子どもを発見したら、両親が見つからない場合は警察または消防署に連絡し、すでに危険な状態にある場合は窓を壊して救出するように提案している。ペットが置き去りにされているのを発見し
ドイツと自転車の関係を深掘り ドイツのサイクリング小史 整備されたサイクリングルートや交通ルール、サイクリストが安心して旅行できるサービス……ドイツが「自転車天国」と呼ばれるのには、古くからの自転車文化や歴史、環境への意識など、実はちょっぴり深い理由がある。ここでは、そんなドイツと自転車の関係を紐解いてみよう。 参考:ADFC(ドイツ自転車連盟)ホームページ、自治体国際化協会ロンドン事務所「ドイツ;国家レベルでの自転車施策への取り組み」、Telescope Magazine「自転車重視を鮮明にするEU」、www.muenster.de、radfahren.de「Dies sind die fahrradfreundlichsten Städte in Deutschland!」 自転車を発明したのはドイツ人?! 自転車が誕生したのは、1817年のドイツ。産業革命による工業化と都市化が進み、
スイスの教育経済学研究所の調査よると、コロナ禍においてドイツの学校では、スイスやオーストリアに比べてインターネット経由で生徒と連絡を取ることが難しいことが明らかに。教師がオンライン学習やプラットフォームなどを介して生徒に連絡を取り合える割当は、オーストリアでは63%、スイスでは57%、ドイツでは36%だった。 現状の学校の設備でオンラインの学習形式に対応できると答えた教員は、ドイツではわずか24%。それに対してオーストリアは54%、スイスは57%と半数以上を占めた。そのため、ドイツのオンライン学習の時間数も二国と比べて少ないという。生徒が自宅で積極的に勉強に取り組んでいると答えた教師の割合は、オーストリアでは70%、スイスでは61%だったが、ドイツは34%と引けを取る結果となった。
この夏、ヒトラー姓を持つドイツ人男性が、その姓が原因で大変苦労した人生を送っているという新聞記事を読んだ。「名は体を表す」という慣用句があるように、姓名は本人や周囲の人々に大きな影響を与えるようだ。生まれた赤ちゃんの命名に、両親が大いに悩むのも当然と言える。そこで、今回はドイツの名前に注目し、命名の際の決まり事やトレンド、キラキラネーム事情などを探っていきたい。 ドイツでは厳しい命名の決まり 命名(Namensgebung)の際の主な決まりは下記の通りである。これらは、法律に定められているものではなく、慣習や裁判官法をもとに定められている。これらの決まりに沿わない名前は、戸籍局(Standesamt)が届け出を受け付けないことがある。もちろん、親が日本人であるなど、外国籍の子供の命名については、配慮されるケースが多い。 ● 生後1カ月以内に届け出る ● 名前(Vorname)として判別がつ
1970年12月7日 1970年12月7日、ヴィリー・ブラント西ドイツ首相(社会民主党=SPD)はワルシャワを訪れ、ポーランドとの国交正常化基本条約に調印。その足でゲットー英雄記念碑に献花し、ひざまずいて黙祷を捧げた。 東との断絶―ハルシュタイン原則 ホロコーストへの深い謝罪として世界に報道されたこの姿に対して、西ドイツ人がどのように反応したかを語る前に、ブラント政権の政策に触れておきたい。 1969年10月に発足したSPDとFDP(自由民主党)の連立政権が、「新東方外交」を進めたことはご存知だろう。それは、原案者の名前を冠して「ハルシュタイン原則」と呼ばれた外交方針を“正式に”破棄することだった。 この原則を採用していたのは、63年まで西ドイツを率いたアデナウアー首相(キリスト教民主同盟=CDU)である。東ドイツを絶対に国家とは認めず、「ソ連地区(Zone)」や「中部ドイツ*」と呼んでい
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