「マイナ保険証」の利用を巡り、全国保険医団体連合会(保団連)は19日、5~8月に医療機関で起きたトラブルの調査結果を発表した。1万242件の回答のうち、69.7%の医療機関が「トラブルがあった」とし、前回調査より約10ポイント増えた。現行の保険証の新規発行廃止まで3カ月を切ってもなお、カードリーダーの不具合などのトラブルが後を絶たない実態が浮かんだ。(福岡範行、戎野文菜)
文化庁は7月下旬、日本遺産に認定している栃木県の足利学校などの「近世日本の教育遺産群」を「再審査」の対象にすると発表し、認定取り消しの可能性を示唆した。11日に開かれた足利市議会一般質問でこの問題が取り上げられ、市関係者に危機感が募る。本紙の取材に大島一彦教育長は「突然のことで全く納得いかない。国に説明を求めていく」と困惑気味に話した。(梅村武史) 歴史的建造物や伝統芸能といった有形、無形の文化財をテーマや地域ごとに一括認定する日本遺産は現在、全国に104件の登録がある。2015年度から制度化され、「近世日本の教育遺産群」は第1号認定。足利学校に加え、旧弘道館(水戸市)、旧閑谷学校(岡山県備前市)、咸宜(かんぎ)園跡(大分県日田市)の近世の4教育施設で構成する。 足利市教委文化課によると、4市で構成する「教育遺産世界遺産登録推進協議会」(事務局・水戸市)が認定後2度目の更新期となる2024
関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典が1日午前11時、小雨が降る中、東京都墨田区の都立横網町公園に設置された追悼碑前で営まれた。日朝協会など市民団体でつくる式典実行委員会は追悼文の送付を小池百合子都知事に求めたが、「(式典と同じ日に同会場である)都慰霊協会の大法要の中で、大震災の極度の混乱の中の事情で犠牲になられたすべての方々に哀悼を意を表す」との理由で届かなかった。 式典は台風の影響を受けて縮小し、実行委約20人で開催されたが、会場の周りには数百人の市民が自主的に訪れた。宮川泰彦実行委員長は小池都知事の姿勢を念頭に「過去の悲惨な歴史は恥ずかしいことだが、そこから逃げ回ることはもっと恥ずかしい。過ちを繰り返さないために子や孫、周りの人に語り継ぐことが我々の責務ではないか」とあいさつ。読経や献花のほか、韓国の伝統舞踊も披露された。
1987年の国鉄分割民営化に翻弄(ほんろう)された労働組合員を題材にした「JR冥界ドキュメント」が刊行された。電車運転士を長く務めた一方、民営化前後に組合活動に深く携わった村山良三さん(85)=東京都=が実体験をまとめた。苦い記憶を今に伝える意味とは。(榊原崇仁)
(※2024年8月26日午後6時25分追記 記事初出時、銚子市が千葉科学大に求めた条件について「2210人の定員を10分の1以下の190人未満に減らすこと」と表記しましたが、正しくは「2210人の定員を3分の1程度に減らすこと」でした。お詫びして訂正します。1学年の定員と大学全体の定員を取り違えたことが誤りの原因です) 千葉県銚子市の千葉科学大を経営する学校法人加計(かけ)学園(岡山市)が銚子市に同大学の公立化を要望している問題で、銚子市の有識者検討委員会は25日、検討結果をまとめ、越川信一市長に答申した。「公立化は大学再生の魔法の杖(つえ)ではない」として、最善策を「加計学園による経営継続」とし、次善策を「ほかの学校法人への事業譲渡」とした。
1945年8月5日深夜から6日未明にかけ、前橋市街地の大半が焼失した「前橋空襲」の直前、群馬県元総社村(現・前橋市)の村議会議長だった人物が、空襲時は身を守ることを優先し、戦後の復興に備えるよう諭す言葉を残していた。遺族が発言を記録した文書を市に寄贈し、本年度中に開館する「前橋空襲と復興資料館(仮称)」に収蔵される。(小松田健一)
9月の東京新聞140周年を記念し、7日に東京都千代田区の日比谷図書文化館で開かれた「ニュース深掘り講座」の特別編は、昭和史研究で知られるノンフィクション作家、保阪正康さん(84)が「『新しい戦前』にしないために 戦後80年を前に学ぶべき教訓は」と題して講演した。事前に申し込んだ約200人が熱心に耳を傾けた。講演の内容を紹介する。(山口登史、小寺香菜子)
沖縄県名護市辺野古(へのこ)への移設に伴い、返還されることになっている宜野湾(ぎのわん)市の米軍普天間(ふてんま)飛行場で、2013年度以降、日本側が217億円の補修費を負担していることが分かった。
昨年末の冬コミ(C103)で、二次創作を手がけるサークル参加者に取材したところ、こんな声が多く聞かれた。好きな作品への愛情が感じられるのは無論だが、著作権者とのトラブルは避けたいとの思いも透けて見える。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く