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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (6)

  • HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 - 感染症診療の原則

    2種類あるHPVワクチン接種「の後」におきた体調の変化について、各自治体が調査をしていますが、だいたい結果は同じような内容です。 情報の精度(正確さや質)を高めるためには、「ざっくりきいてみました!」「アンケートくばってみました」ではなくて1ランク上の調査が必要です。さらに、もっと分母の大きな集団を長期間観察する研究も必要です。実際には多数にヒアリングなんてできませんので、もともと予防接種や医療の国民あるいは保険加入者のデータベースにアクセスのある人(国)にしか出せなかったりします。 そもそも2種類あるのに、「子宮頸がんワクチン」といっしょくたに(存在しないワクチンを想定して)質問をしていいのか?というあたりに自治体も真実追求系の方も疑問がなさそうなのが不思議です。 このワクチンを抹殺したいひとたちのロジックにあえてのっているのか、そもそももう"ワクチンそのもの"を原因とは考えていないとい

    HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 - 感染症診療の原則
    kaos2009
    kaos2009 2016/03/18
  • 決めつけない(解決から遠ざかる) - 感染症診療の原則

    何か健康問題がおきたときに、医師ならば発症までの経緯、発症後の変化についての情報聞き取り、診察をし、必要な検査を行い、時に治療薬への反応をみながら適切な対応を実施/変更していくことおで問題の解決をはかります。 このような訓練は6年間の基礎訓練と、試験合格後にはじまる数年間の研修の中で身につけ、他者の生命や健康に責任を負う仕事を重ねていく訳です。 健康の問題は誰にでも身近にあるものですが、多くの場合、このような訓練や情報をもっていない人たちです。 たまたま家族や身近なところに、親切に教えてくれる専門家がいるかもしれませんが、必ずしもそのような保証がありません。 自分で調べるとなると友人、インターネットあたりからの情報収集になりますが、その情報が新しく、正しく、自分や家族の健康問題にフィットするものなのかの判断が難しいという状況もあります。 市民のリスク認知については、Slovic先生らの

    決めつけない(解決から遠ざかる) - 感染症診療の原則
    kaos2009
    kaos2009 2016/02/08
  • なぜかダニに熱いメディア - 感染症診療の原則

    専門家が問題じゃないかと指摘していることにはあまり反応しないで、 専門家が冷静にみている問題に、(あまり調べていない様子のまま)熱いメディアを興味深く見守っています。 「屋外に生息するマダニが媒介する新種の感染症「SFTS」で、国内で4人目の死亡が確­認されました」 ニュース番組 ワクチンがありません、、、ってすべての感染症にはワクチンをつくれませんし、このワクチンを仮につくったとしても誰が接種対象かわかりませんし、一定の人数いなければ(売れる見込みがなければ)ワクチン製造も不可能です。 新しい怖そうな感染症をあおりモードで自らもりあげようとしているのか、伝える人たちがすごいたいへんなことがおきている!と誤解しているのかよくわかりません。 リスクアセスメントはどうでしょう? 今、地域や国にすごいたいへんなことがおきているんですか?  いいえ 今すぐ何かをしなくてはいけない(する手段があるの

    なぜかダニに熱いメディア - 感染症診療の原則
  • 「インフルエンザの出席停止期間延長は本当に必要か」MRICより転載 - 感染症診療の原則

    たぶん誰も「これ大事」「すごい有効」とか思ってないのに、皆で苦しいながらしばられているルールがあります。 そういったものを合理的にバサバサと解決する国(せざるをえない国)からみるとまことに不思議な現象なわけですが。 超合理的な国の人からみえる日論をもう一度読もうかと思いました。 下記はよく話題になる話ですが、坂根先生は文部科学省のパブリックコメントに意見として提出され、またMRICで広く関係者に共有を試みておられます。 こういたactionを現場から出して行かないと何もかわりませんし、現場のことがわかる人が決定部門にいないと皆の不幸が続きます。 ※色は編集部による勉強メモでつけさせていただいたものです。 ワクチンの位置づけは微妙なまま、世界の70%のタミフルを使用し、パンデミック対策と季節性インフルエンザの対応の混乱とか、いろいろな問題が混在していますが。 一番たいへんな人たちへの配慮を

    「インフルエンザの出席停止期間延長は本当に必要か」MRICより転載 - 感染症診療の原則
  • 誰が「判定」してるのか? インフルエンザワクチンニュースから - 感染症診療の原則

    昨日のニュースで興味深かったのは2つ。 1つは大学生の4人に1人は「平均」がわからない、ということ。 いまは、大学生になることじたいはそんなに難しくないので、特別な知識層ということではないのでしょうけれど、これが国民全体かもと考えるとウウムとなりますね。たしかに、分数の計算ができない、漢字かけない、英語の過去形からないという人は大学生でもそう珍しくありません。 しかし。ニュースの数字の理解とか、だいじょうぶかなと心配になります。 もうひとつはNHKのインフルエンザワクチンに関するニュース。 「過去10年で2番目の大きな流行となっているこの冬のインフルエンザのウイルスは、各地で「ワクチンの効果が低い」と判定されていることが分かりました。専門家は「シーズン途中でも、こうした情報を公表して対策に反映すべきだ」と指摘しています。」 地方衛生研究所は「判定」してたっけ?ですが。 情報公開はよいとして

    誰が「判定」してるのか? インフルエンザワクチンニュースから - 感染症診療の原則
    kaos2009
    kaos2009 2012/02/25
  • なんだか最近、戦争中みたい・・ - 感染症診療の原則

    「なんだか最近、戦争中みたい・・」とは青春時代に敗戦を経験した年老いた編集長の母(80半ば)の言葉・・ その意味するところは・・ #1:順調に進んでいない原発の復旧に対し「楽観的な工程表の発表があっても、それをVerifyする事実が出て来ない」。新聞も政府・東電・大営発表の垂れ流し。 #2:昔のままで良いのに「ある時から突然、地デジで昔のTVは使えません。あなたの家は大丈夫?」大丈夫かどうかは「地デジへの移行理由と合意に達するまでのプロセス」でしょうに・・ #3:政治家の選挙に紛れて見たことも聞いたこともない人を最高裁の判事として選ばせられる・・と不満に思っていたら「今日からあなたも裁判員・・」 #4:「数日間だけ避難してくれ・・」と言われた村の人が、4ヶ月も自宅にもどれず、勝手に自宅に戻ると罰金が科せられるという理不尽さ・・。「自分の家に戻ると罰金を取られる」とは・・。 戦争中、ひもじ

    なんだか最近、戦争中みたい・・ - 感染症診療の原則
    kaos2009
    kaos2009 2011/07/24
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