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ブックマーク / d4p.world (12)

  • 「これは氷山の一角」ヘイト繰り返す男に被害者の住所を伝達、3歳の娘を警官ら複数人で聴取――これがなぜ「違法」ではないのか

    この対応が違法でなければ、いったいこの社会で何が「違法行為」に該当するのだろうか。母子不当聴取裁判の一審判決では、原告の訴えが退けられた。 東京地方裁判所。(安田菜津紀撮影) 3歳の娘を警官ら複数人で聴取 事件を改めて振り返る。訴状や代理人弁護士らによると、2021年6月、都内に住む南アジア出身のムスリム女性、Aさんが近所の公園で3歳の長女を遊ばせていたところ、突然園内にいた男性B氏が大声を出して長女に近づき突き飛ばしたうえ、「(Aさんの長女に)息子が蹴られた」などと抗議してきたという。 Aさんは「長女は蹴っていない」と一貫して主張したものの、B氏から「ガイジン」「在留カード出せ」などと詰め寄られた。たまたま通りかかって英語で通訳をした別の男性Cさんによると、B氏は遠くからも分かるほどの大声で、Aさんたちに対し「ガイジン生きている価値がない」「ゴミ」「クズ」等、差別発言を繰り返し、「年収3

    「これは氷山の一角」ヘイト繰り返す男に被害者の住所を伝達、3歳の娘を警官ら複数人で聴取――これがなぜ「違法」ではないのか
    kaos2009
    kaos2009 2024/05/22
    “さらに警察は、Aさんが長女を監督できていなかったとして児童相談所に通告している。”
  • 「生活保護を受けるくらいなら死んだ方がマシ」と思わせる福祉とは?――桐生市だけの問題ではない排除の仕組み - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    保護費を全額支給せず、ハンコの大量管理、窓口で暴言も 「生活保護費が窓口で1日1000円しか支給されない」「自分がハローワークに行ったことを役所の職員が確認すると支給される」――生活保護利用者のひとりからそんな相談を受けたとき、仲道さん自身も当初は信じられない思いだったと語った。1日1000円の支給ということは、来支給されるべき額が、満額支給されていないことを意味する。ハローワークに毎日行ったところで、求人が1日で劇的に変わるはずもなく、これを強いていた理由が「嫌がらせ」以外に思い当たるだろうか。 しかし現実は、仲道さんが想像していた以上に杜撰極まりないものだった。満額支給されなかった生活保護費の未支給分は、「会計上は支払ったこと」にした上で、金庫に保管されていたことが分かっている。 信じがたい対応ではあるが、問題はこれに留まらなかった。仲道さんが関わった中だけでも、窓口に来た利用者や家

    「生活保護を受けるくらいなら死んだ方がマシ」と思わせる福祉とは?――桐生市だけの問題ではない排除の仕組み - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2024/05/01
  • 安田菜津紀に対する差別裁判の高裁勝訴判決について——解説:「差別的な表現を用いた侮辱」とは - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事は裁判詳細をお伝えするため一部に差別文言を掲載しております。ご注意ください。 Dialogue for People副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀へのインターネット上での差別書き込みについて、2021年12月8日に提訴、その後の控訴審の判決が、2024年2月21日に言い渡されました。結果としては、その投稿は「差別的な表現を用いた侮辱」であるという一審判決を維持、という形にて判決が下されました。被告はついに最後まで法廷に姿を表しませんでした。記事ではこの訴訟・判決の意義や課題についてご紹介します。 件のあらまし 2020年、Dialogue for Peopleの公式サイトに、安田の執筆した記事『もうひとつの「遺書」、外国人登録原票』を掲載したところ、それに関連してTwitter上で差別コメントが投稿されました。この記事は、朝鮮半島にルーツを持ち、元は韓国籍、後に日国籍

    安田菜津紀に対する差別裁判の高裁勝訴判決について——解説:「差別的な表現を用いた侮辱」とは - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2024/03/09
    “本件投稿がヘイトスピーチ解消法/差別的言動解消法第2条で定義されている「差別的言動」にあたるか否か、という判断は行っていません”
  • 差別を正当化する妄想の寄せ集め――「在日特権」というデマ(安田浩一さん寄稿) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事はノンフィクションライターの安田浩一さんによる寄稿記事です。 もはや都市伝説どころか、「神話」の域にまで達しているかと思いきや、一部ではまだ現実社会の“仕組み”として認識されていることに驚いた。 いわゆる「在日特権」のことである。 在日コリアンが日社会において優越的な権利を有しているというトンデモ説だ。 在日コリアンは公共料金の支払いを免除されている、大企業への就職に際し優先枠が設けられている、といったものから、政界を牛耳っている、はては日を支配しているといった、荒唐無稽な陰謀論までもが、いまだネット上にあふれている。 ネットで目にするだけではない。少し前にも、ヘイトスピーチをテーマとした行政主催による講演会の終了後、会場参加者の一人から「あなた(※筆者)が言うとおり差別はよくないと思うが、在日の人たちが特権を持っていることについてはどう思うのか」と真顔で訊ねられたことがあった。

    差別を正当化する妄想の寄せ集め――「在日特権」というデマ(安田浩一さん寄稿) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2023/09/24
    “「在日特権」なる差別的文言が定着したのは、2006年に刊行された『別冊宝島 嫌韓流の真実! ザ・在日特権』(宝島社)がきっかけだと言われる。著者の一人である野村旗守(故人)は、公安方面に強いライターで、私も
  • 不可解な「訂正」、立法事実はどこへ? 柳瀬参与員の「1年半で対面500件」難民審査、法務大臣発言は「可能」から「不可能」に - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    長年、入管や難民審査の問題を見てきた人々でさえ、連日「驚愕」するような事実が、入管法政府案の審議を通して明らかになってきている。5月25日、参院法務委員会で、難民審査参与員の柳瀬房子氏の、2年分の審査件数が明らかとなった。 2021年:全件6741件のうち1378件(勤務日数34日) 2022年:全件4740件のうち1231件(勤務日数32日) ※勤務日数のうち一日は、審査をしない協議会 難民審査参与員は、法務大臣に指名され、入管の難民認定審査(一次審査)で不認定とされ、不服を申し立てた外国人の審査(二次審査)を担っている。 参与員が111名いるにも関わらず、柳瀬氏は2022年、全件の4分の1以上を担当している。極端な偏りも問題だが、「丁寧な審査」とは言えない件数がここで露わになった。 単純計算した場合、柳瀬氏は参与員として1日あたり40件もの難民審査をしていたことになり、たとえ1日の勤務

    不可解な「訂正」、立法事実はどこへ? 柳瀬参与員の「1年半で対面500件」難民審査、法務大臣発言は「可能」から「不可能」に - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2023/05/31
    “これまで擁護していたはずの、柳瀬氏が主張してきた審査件数を法務省自ら「不可能」と否定したことだ。つまり、「立法事実」が破綻した”
  • うめくウィシュマさんの前で談笑――監視カメラには何が映っていたのか - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    2021年3月6日に名古屋入管で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの遺族による国賠訴訟が続いている。2023年2月15日、ウィシュマさんの居室の監視カメラ映像が、公開法廷で上映される方針が決まった。 公開法廷でのビデオ上映を渋る国側 ビデオは295時間分残っているとされるが、国は約5時間分のみを2022年12月、裁判所に提出。ところが2023年1月の進行協議で国側は、公開法廷での上映ではなく、非公開の場で取り調べれば十分だと主張してきたのだ。 前年11月の期日やビデオ提出時には、こうした意見は国側から一切出されていない。「なるべく公になることを遅らせたい」という意図がそこに透けて見える。その「目的」は明示されていないが、ビデオが公開されれば、入管法の議論や統一地方選に影響することは必至だろう。 ビデオは居室のドアや鍵の形状が分からないよう処理されており、職員の顔にもモザイクがかけられてい

    うめくウィシュマさんの前で談笑――監視カメラには何が映っていたのか - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2023/02/20
  • 【エッセイ】出自について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事では実態をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 「民主主義とは、その政治家や政党を支持しない人、投票しなかった人、そもそも投票する権利さえない人たちの声とも大切に向き合うことだと思ってきました。(安倍氏の)国葬は、むしろそれとは真逆の選択ではないでしょうか」 7月24日(日)、TBSテレビ「サンデーモーニング」で、私はこうした趣旨の発言をしました。今も考えは変わっていません。公の場での発言には、当然ですが必ず責任が伴い、社会の中で批評や論評の対象になるものです。私のこうした発言にも様々な意見が寄せられましたが、中には「論評」とは言い難いものもありました。 東京・中野区議を務める吉田康一郎氏は自身のTwitterで、上記の私の発言をもって「(安田は)降板させるべき」と書き込んだ後、続く投稿では、私が過去に書いた記事を引用したうえで、こうコメントし

    【エッセイ】出自について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2022/07/28
    東京・中野区議を務める吉田康一郎氏“公人として、「ここに差別の言葉を投げつけていいターゲットがいる」と、自身の投稿が旗振り役になること”
  • 荻上チキ氏解説「ゴールドウォーター・ルール」/Chiki’s Talk_017 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    (荻上チキ)Chiki’s Talk_017_ゴールドウォーター・ルール (画像をクリックすると動画が再生されます。) (荻上チキ)Chiki’s Talk 評論家荻上チキ氏が、様々な社会問題を取り上げ、独自の視点で分析し、分かりやすく解説します。 【今回のテーマ】 ゴールドウォーター・ルール 「ゴールドウォーター・ルール」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?1964年、アメリカ大統領選挙に立候補したゴールドウォーター氏は、ベトナム戦争での核兵器の使用に言明するなど、過激な発言で知られていました。それに対しある雑誌が、精神科医へのアンケートを行い、1,000人を超える医師らが「ゴールドウォーター氏は大統領に相応しくない」と回答しました。しかしそこには多くの問題が含まれており、精神科医の診断に対する誤謬、職業倫理の問題へと発展していきます。そこで定められたのが「ゴールドウォーター・ルー

    荻上チキ氏解説「ゴールドウォーター・ルール」/Chiki’s Talk_017 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2022/07/16
    “ゴールドウォーター・ルール”
  • もうひとつの「遺書」、外国人登録原票 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    幼い頃、母は私に月300冊もの絵を読み聞かせてくれていた。1日10冊、となると図書館で絵を選んでくるだけでも一苦労だったはずだ。ある時、珍しく仕事から早く帰ってきた父に、母に代わって絵を読んでもらおうとしたことがあった。飲店の店主だった父は、仕入れから店頭での調理に至るまで、忙しい日々を過ごしていた。この日もきっと疲れていただろう。それでも嫌な顔ひとつせず、私を膝に乗せてくれた。ところが、なぜか父はすらすらと絵が読めない。簡単に読めるような大きなひらがなのページでさえ、何度もつかえる。「もういい!」私はしびれを切らして、父の膝から立ち上がった。そして思わずこう、言ってしまった。「お父さん、日人じゃないみたい!」。父は少し困った顔をして、静かにただ、笑っていた。あの時の私はまだ、その言葉がどれほど残酷な響きであるかを知らなかった。 『国籍と「遺書」、兄への手紙』でも書いた通り、父

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    kaos2009
    kaos2009 2021/12/08
  • 安田菜津紀および在日コリアンへの差別投稿・ヘイトスピーチに対する訴訟について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    幼い頃、母は私に月300冊もの絵を読み聞かせてくれていた。1日10冊、となると図書館で絵を選んでくるだけでも一苦労だったはずだ。ある時、珍しく仕事から早く帰ってきた父に、母に代わって絵を読んでもらおうとしたことがあった。飲店の店主だった父は、仕... この記事は、父の家族のルーツと生きた道のりの一端を、古い書類をたよりにたどったものです。父は、私が中学2年生の時に亡くなりました。その後、家族の戸籍を手にし、父が在日コリアンだったことを初めて知ることになります。 「なぜ、父は自身の出自を語らなかったのか?」――その疑問に答えを見出そうと、父の生家やその周辺に暮らす在日コリアンの歴史を調べていきました。そしてそれは、壮絶な差別やヘイトスピーチの問題に向き合うことでもありました。今もネット上で消費され続けるヘイトクライムの映像の数々を目にする度に、私は思うのです。「もしかすると父は、こう

    安田菜津紀および在日コリアンへの差別投稿・ヘイトスピーチに対する訴訟について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2021/12/08
    [本来であれば裁判ではなく、あなたはなぜこの書き込みをしたのか、それをしないためには何が必要なのかを直接尋ね、共に考えてみたかったと思っています。ただ、相手は匿名のアカウントです。その「誰か」を特定す
  • 「苦しんだのは間違いなく、改ざんさせられたこと」 提訴と手記の公表から間もなく1年、赤木雅子さんインタビュー - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    公文書の改ざんを強要され、自ら命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さんの、赤木雅子さんは、2020年3月、俊夫さんが遺した手記の公表と同時に、真相解明を目指し、国と佐川氏に対して提訴しました。 財務省は改ざん問題についての調査報告書を2018年6月にまとめたものの、不都合を隠してきた側の内輪の調査は、曖昧なものに留まっています。そもそもなぜ、国有地が8億円も値引きをされ森友学園に売却されたのか。その土地に開校される予定だった小学校の「名誉校長」に安倍昭恵氏が就任していたことを国会で問われると、首相は「私やが関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と応じましたが、その言葉が後の改ざんにどのように影響したのか。公文書の改ざんはどういった指示系統でなされ、当時理財局長だった佐川宣寿氏は、そこにどう具体的に関わったのか。いずれもうやむやの状態が続いていま

    「苦しんだのは間違いなく、改ざんさせられたこと」 提訴と手記の公表から間もなく1年、赤木雅子さんインタビュー - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    kaos2009
    kaos2009 2021/06/22
  • (2022年11月10日追記)【取材レポート】伊藤詩織さんの意見陳述全文「同じ被害に苦しんでいる多くの人たちのために、この裁判を始めました」 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    《裁判のその後の経緯(2022年11月10日追記)》 2021年11月の一審東京地裁判決では、はすみ氏に88万円、投稿をリツイートした男性2人に各11万円の支払いを命じました。その後はすみ氏と男性1人が控訴し、2022年11月10日の控訴審判決にて、東京高裁(岩井伸晃裁判長)は、はすみ氏に110万円の賠償を、控訴したもう1人の男性に対しては、一審判決と同じく11万円の支払いを命じました。 ジャーナリストの伊藤詩織さんが、Twitterに投稿されたイラストなどが名誉毀損に当たるとして、漫画家のはすみとしこ氏ら3人に損害賠償を求め、東京地裁に提訴した裁判の第1回口頭弁論が、2020年11月17日東京地裁で開かれました。 はすみ氏に対しては、投稿したイラストなどが伊藤さんの名誉を傷つけたとして、慰謝料と投稿の削除、謝罪を求めています。これに対しはすみ氏は、請求棄却を求め、争う姿勢を示しています。

    (2022年11月10日追記)【取材レポート】伊藤詩織さんの意見陳述全文「同じ被害に苦しんでいる多くの人たちのために、この裁判を始めました」 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
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