トランプ新政権のスタートで、為替の値動きや、各国の米国へのハードな対応などに日々変化が見られ、日本でも、安倍総理大臣の動向から目が離せません。大好評の連載の第9回目は、多忙を極める総理の一日に注目。池上彰氏がわかりやすく解説します。知っているとニュースがより面白くなり、他の人に自慢したくなるコラム。 2017/01/27 「総理の一日」を読み解く 総理大臣の仕事は激務です。早朝から深夜まで、さまざまな相手と会っています。そんな総理の行動がわかるのが、新聞各紙の政治面(主に2面)に掲載されている前日の総理の行動です。 朝日新聞は「首相動静」、毎日新聞は「首相日々」、読売新聞は「安倍あべ首相の一日」、日経新聞は「安倍首相の動静」という欄で、前日の午前と午後、総理が誰だれと会い、どこに行ったかが詳しく掲載されています。 総理としての公務以外にも、家族や友人との食事などプライベートな情報も掲載され