2008年7月25日のブックマーク (1件)

  • 稲井雄人『京大M1物語』

    稲井雄人『京大M1物語』 溺れる犬を叩くという言葉があるが、いまさらこの漫画を「叩く」のは忍びない。しかし、言わせてほしい。 ものすごい失敗作だ、と。 「ものすごい失敗作」というのは、これほど料理しがいのある素材を使いながら、ここまでモノにできなかった漫画というのは珍しいのではないか、という意味だ。とりあげる意欲も起きない駄作とはちがって、あまりにも惜しい。つい言及したくなる「ひどさ」なのだ。 料理しがいのある素材とは「京大」と「M1」(大学院の修士課程1年の意味)である。 「京大」という素材は、最近森見登美彦や万城目学の小説のようなフィーチャーのされ方、もしくは、ある種の「マッド」さと結びついている。いずれにせよ、「京大」ということでたちこめる臭いというものがある。 「M1」という素材は、昨今話題の「高学歴ワーキングプア」というニュアンスと結びついている。大学院生が「増産」され、将来の見

    kapibara
    kapibara 2008/07/25
    どれだけひどいのかかえって興味がわく。