産業活力再生特別措置法で何とかふんばっていたエルピーダメモリが会社更生法の適用を申請したようだ。現在、エルピーダは資本剰余金が600億円ある一方で繰越欠損金1150億円を抱えており、分配可能額が大幅なマイナスになっていることから、先週、1500億円の減資を発表し、資金不足に陥る状況の回避に努めていた(日本経済新聞)。 マイクロンテクノロジーとの提携の話もあったようだが、4000億円にものぼる有利子負債に対し銀行との交渉も長期化していたことから、結局はそれらの努力もむなしく会社更生法申請の選択となったようだ。