「アルファ碁」圧勝の本当の衝撃度 我々に見えないものを見はじめている人工知能 北野宏明 ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長 google DeepMind社の開発した人工知能囲碁プログラムAlpha碁と世界チャンピオンクラスの韓国のLee Sedol9段の5番勝負が終わった。Alpha碁が4勝1敗で勝ち越すという衝撃的な結果であった。前回のWEBRONZAで、人工知能が、囲碁のトッププレーヤーに勝利するのは、「早ければ、数ヶ月で決着がつく。遅くとも、来年には、人間の世界チャンピオンに勝つ日が来るであろう」と書いたのだが、その予測の最速を超える速度で事態は進行している。 では、今回の対局から何が見えてきたのであろうか? テレビなどではAlpha碁は深層学習(Deep Learning)を使っていると解説されることが多かったが、単なる深層学習から、深層学習+強化学習(Reinfo
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