トヨタ系一次サプライヤーとして知られる自動車部品メーカーの小島プレス工業は、2015年に工場の生産ラインにPepperを試験的に導入すると発表し話題を集めた。なぜコミュニケーションに特化した人型ロボットのPepperを工場で使おうとしているのか。その背景には「ロボットが人の仕事を奪うのではないか」という漠然とした煽りが無意味に思えるほどに、今まさに日本が直面している問題が隠されていた。同社の工場におけるPepperの活用状況について小島プレス工業 総務部 参事 兼子 邦彦氏に話を聞いた。 地方の中小企業では、ロボットの手も借りたいほど人が足りていない 愛知県豊田市に本社を構える自動車部品メーカーの小島プレス工業。同社は2015年11月、人型ロボットPepperを工場の生産ラインに導入すると発表し話題を集めた。「インダストリー4.0」を主導するドイツではファクトリーオートメーションの製造メー
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