価値観の多様化が進んだ現代。人々が良いと思うものの基準が百人百様になっているため、ロジカルシンキングをもとにした課題解決思考ではニーズを掴むのが難しくなってきている。 こうした時代において、必要なのは課題解決思考ではなく、「デザイン思考」だ。ヒューマン・セントリック・デザイン(人間中心的)とも呼ばれており、ユーザーインタビューなどを通して開発を進め、フィードバックをもとに微調整を繰り返すことでサービスの完成度を高めていく。机の上で考えているだけでは、ユーザーは求めているものは分からない。 そんなデザイン思考の重要性を訴えているのが、Onedot CCO(チーフ・クリエイティブオフィサー)の坪田朋だ。坪田はライブドア、DeNAのデザイン戦略室を立ち上げ後、ボストン・コンサルティング・グループのBCG Digital Venturesへ。 そして2017年、ユニ・チャームとの共同出資で立ち上げ