この項目では、狂言の演目のひとつである『附子』について説明しています。毒や漢方薬の一種または植物トリカブトの異名である「附子」については「トリカブト」をご覧ください。 『附子』(ぶす)とは、狂言の曲目の一つ。小名狂言に分類される。 あらすじ[編集] ある家の主が、「附子という猛毒が入っている桶には近づくな」と使用人である太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)に言いおいて外出する。しかし留守番を言い付かった太郎冠者と次郎冠者は、附子のことが気になって仕方がない。主人からは「毒の入った桶から流れてくる空気を浴びただけでも死んでしまう」と言われていた二人は、扇を使って空気をかわしつつ接近を試み、とうとう太郎冠者は、桶の中身を覗いてみることにする。するとどうであろう、毒であるはずの附子なのだが、大変おいしそうに見えるではないか。誘惑に負けて、太郎冠者が附子をなめてみると毒というのは全く
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