鈴置 高史 韓国観察者 元日本経済新聞記者。1995~96年ハーバード大学日米関係プログラム研究員、2006年イースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。02年度ボーン・上田記念国際記者賞。 この著者の記事を見る
【北京=西見由章】中国で開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)で、環境対策に注目が集まっている。微小粒子状物質PM2・5の汚染実態などを告発した自主制作の映像ドキュメンタリー作品が開幕直前にネット上で数億回再生され、汚染を放置した地方政府への抗議デモも起きるなど、国民の不満が噴き出しつつある。 2月末に公開された国営中央テレビの元記者、柴静さん制作のドキュメンタリー「天空の下で」は、規制をすり抜けて違法操業する国有企業の実態などを告発し、瞬く間にネット上で話題となった。今月1日には陳吉寧環境保護相が「真剣に見た。環境問題への関心を提起してくれたことへの感謝のメールを彼女に送った」とコメントした。 「動画公開は政府の黙認があったはず。全人代で大きな話題になるだろう」(中国人学者)との見方もあったが、その後、反響のあまりの大きさに驚いたのか、当局はネット上の動画や関連記事を削除した。
英紙サンデー・タイムズは9日までに、過激組織「イスラム国」の映像に登場する覆面男「モハメド・エンワジ」と名指しされたクウェート系英国人が「身元が判明したと報じられたことで問題や面倒を掛けた」と家族に謝罪のメッセージを送っていたと報じた。 消息筋が同紙に明かしたところでは、同組織が人質とした外国人らを殺害したことについては、後悔する様子はないという。電子メールか手紙かを含め、メッセージがどういう形で家族に伝わったかは分かっていない。 タイムズなどによると、ロンドン西部に住んでいた男の母や兄弟は英警察の保護下にあり、父親はクウェートで治安当局の監視下に置かれている。父親は強いショックを受けており「息子の死を願っている」と発言したという。覆面男の身元は英BBCなどが2月26日に報じた。(共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く