ポケットの中に書庫を! 本好きが電子書籍の端末を買う理由は「本がかさばるのでなんとかしたい」と「どこにでも全部の本を持ち歩きたい」ではないでしょうか?私も最初は部屋のスペースをどんどん侵食する蔵書増加対策に購入したのですが、そのうち出先で過去のアーカイブを調べられる便利さに気づきました。 15世紀半ばにグーテンベルク聖書が出版されて以来500年以上の間、本は本のままでした。電子書籍が登場する今日までほとんどそのフォーマットは変化していません。この間、本当に人類は何もしなかったのでしょうか?Science & Invention magazineの1922年6月号にこんな記事が掲載されました。「ポケットの中に書庫を」 フィスク提督の読書機械 アメリカ海軍のブラッドリー・フィスク提督が超小型の読書機械を制作したのです。 彼はまず本をポケットにはいるくらいの細長いスリップカードに縮小印刷します。
![1922年のKindle - フィスクの読書機械(Fiske Reading Machine) - 愛書家日誌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/523bab5ff7a9bfd1e5552e835efd643059071034/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fa%2Faishokyo%2F20150906%2F20150906174513.jpg)