東京電力は7日、東日本大震災から1年となる11日に、西沢俊夫社長が福島第一原子力発電所を訪問して職員らに訓示した上で、原発事故の被害者向けに謝罪の言葉を述べると発表した。 西沢社長は地震が発生した午後2時46分に福島第一原発で黙とうする。その後の社長訓示は全社員向けに都内の本店や各支店で同時中継する。ただ、福島県民と対話する機会や、記者会見を開く予定はないという。東電の広報担当は、「福島第一原発は立ち入りが厳しく制限されているため」などと説明している。 当日は、原子力・立地本部長の相沢善吾副社長が東京の本店で記者会見を開き、原発事故収束に向けた1年間の取り組みを説明する。勝俣恒久会長は都内で開かれる内閣府主催の追悼式に出席するが、記者会見は行わない。