経済協力開発機構(OECD)が10月25日に発表した「国際幼児教育・保育従事者調査」(TALIS Starting Strong)では、子供の言語能力や社会情緒の発達を促すために、保育者(幼稚園教諭や保育士に相当)が子供にどのような働き掛けをしているかが調査された。その結果、日本は、幼児の発達を促すために「子供の目線に合わせる」ことを重視するなど、他の参加国と比べ、特異な取り組みを行うガラパゴス状態になっている実態が浮かび上がってきた。 子供の社会情緒の発達を促す上位3つの取り組みの国際比較調査では、子供の言語や基本的な読み書き能力、数的能力を伸ばす上位3つの取り組みをまとめたところ、日本以外の国では「歌やリズム遊びをする」が1位や2位に挙がる一方で、日本では「子供の目線に合わせる」ことが1位だった。また、2位は「子供の話を繰り返したり、自分の言葉に言い換えたりする」で、上位3つの中にこの
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