主人公の黒川森生(もりお)は、地元で無敗のヤンキー青年です。小学生の頃、高校生と闘い打ち負かしたことから、『黒ヒョウのモリ』の通り名で恐れられています。 ある日、子分二人と、点字ブロックの上を歩いていた森生。すると後ろから突然、棒状のもので攻撃されてしまいます。 「ジャマだよ」と、盲学校に通う16歳の女子高生・赤座ユキコの白杖が、お尻を一刺ししたのでした。 泡を吹きつつも、森生はユキコに詰め寄ります。「俺の顔には、刀傷があるぜ」。すごむつもりで、弱視で目が見えづらいユキコに説明すると、何と顔を近づけ心配してきたのです。 「大変じゃん! 赤チンいるか!?」。まっすぐな眼差しに、顔を赤らめ、たじろぐ森生。この体験から、彼はユキコを慕うように。一緒に行動するとき、背景色と見分けがつくよう、明るい色の服を着た方が良いなど、森生はユキコの事情を学んでいきます。 二人の絶妙な距離感や、障害を巡る気付き
マンガは読みやすいと思われているけど、本当? 大学の研究者やマンガ家らがこんな疑問から、マンガに触れる機会が少ない知的障害者や外国人らが楽しく読めるマンガを研究し、本にまとめた。表現方法が違う様々なマンガを知的障害者40人に読んでもらった結果、浮かび上がった「読みやすいマンガ」とは――。 「障害のある人たちに向けた LLマンガへの招待 はたして『マンガはわかりやすい』のか」を出したのは、大和大(大阪府吹田市)保健医療学部の藤澤和子教授、京都精華大(京都市)マンガ学部の吉村和真教授、都留泰作教授らで作る「LLマンガ研究会」。LLとはスウェーデン語で「やさしく読める」の略語だ。 スウェーデンでは知的障害がある人や外国人に読みやすい工夫がされた「LLブック」の出版が盛んだ。特別支援教育などが専門の藤澤教授は日本でも普及させようと活動しており、LLブックのマンガ版を作れないかと、マンガを専門とする
趣旨 聴覚障害者の出てくるマンガの評論&データベースです。 対象とするマンガの範囲 どんなマンガを扱うのかをハッキリさせとかないと、際限がないので。 聴覚障害者を扱ったマンガ。重複障害者も含む。 手話を扱ったマンガ。 マンガの中ではたす役の軽重は問わない。端役でも取り上げる。 一つ一つはたいしたことなくても、いくつものマンガを通して見ると、新たな意味が見つかることがあります。 聴覚障害と関わりのない他の心身障害は、対象外とする。 一応チェックしてはいますが、他の障害についてはあまり力を入れてません。それに、聴覚障害者ではあるけど他の障害を持たない僕が言うよりも、当事者が言った方が間違いが少ないかと思います。 著作権について マンガ評論をやると、やはり避けて通れない……。 でも、わかっている人ならとっくに周知の内容ですので、わざわざ読まなくてもいいです。 関連図書 障害者関係のマンガ評論本が
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