白石 淳, 救急医 / Shiraishi Atsushi, MD, PhD @shiraishia_md 高齢者がエアコン嫌いで熱中症になると言います。でもね、ERでよくよく聞いてみると、本当はリモコンの操作法がわからないのに、エアコンが嫌いと、認知症特有の取り繕いをする症例に巡り会います。 高齢者の自尊心を損なわずにあらかじめリモコンの操作法を教えると、熱中症予防になるかもよ。
四国の田舎に住んでいた母が突然亡くなった。本当に何の前触れもなかったから悲しみすら湧かなかった。 残されたのは認知症だけど足腰は元気な祖母と家事が全くできない父親。 母が亡くなって1か月経つが家の中があっという間にゴミ屋敷らしい。 父は生まれて初めてカップラーメンを作るためにお湯を沸かそうしたがコンロの使い方がわからずに断念した。そのレベルで火事ができない。 当然35歳独身男の自分と29歳育児中の妹に帰還要請が来る。 両方とも首都圏在住だが、専業主婦の妹は育児を盾に頑なに拒否。そのため自分が帰還して地元で仕事を探すことになりそう。 逃げたい。東京のいい大学に行っていい仕事についてある程度の収入もあって彼女がいたことない以外は順調な生活を送っていたが、ここにきて独身を謳歌していたことが仇にになった。 自分の人生これで終わるのか。ブロードバンドもなく、楽天の電波も通らないレベルの田舎でひっそり
(2022年4月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年2か月) *2022年7月の参議院選挙 私は政治のことを語る能力もなく、語彙力にも限界があります。だからこんな表現しかできません。 先週あまりにも衝撃的な事件がありました。 ただでさえ、その不条理な顛末に驚愕していたのに、ショッキングな映像を含む報道を繰り返し目にしてしまい、心が千々に乱れました。 あれこれと考えたけど、結局私は、事件の前に既に決めていた名前を投票用紙に書きました。 そして選挙は終わりました。 たぶん、私は2022年7月の参議院選挙の事は忘れないと思う。 いや、認知症になったら、分からないけど、たぶん。 *空しき封書 参議院選挙の投票所入場整理券が入っている封書が実家に届いた頃、私はジジに一応聞きました。 「今度の選挙、投票どうしますか?」 ジジは94歳です。どうしても投票をしたいと言われたら、私は日曜日に実家
にしおかすみこさん連載「ポンコツ一家」。80歳認知症の母、ダウン症の姉、酔っぱらいの父、そして一発屋の自分を、愛をこめて「ポンコツ」と呼ぶにしおかさん。 母親が認知症ではないかとにしおかさんが気づいたのは、2020年春のことだった。2020年コロナで仕事が減ったにしおかさんが実家に立ち寄った時に、家の様子もなにも大きく変わっていたのだ。家が砂場のようになり、危機を抱いたにしおかさんは同居を決意する。 食材を冷蔵庫で腐らせてしまったり、お金の管理でもめてしまったり、なかなかハードな生活を送るにしおかさん。自治体に介護を頼むにも、それには認知症の正式な診断が必要になる。連載3回目では、2020年6月にようやくの思いで病院に連れていくことに成功したことをお伝えする。 その前編「80歳の母は認知症なのか…にしおかすみこが母を病院に連れて行った時の話」では、病院に行くまでの母親の様子と、診断が始まっ
(2021年9月13日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年7ヶ月) *ヨーグルト 最近、ジジとおママはヨーグルトを食べていませんでした。 長年、毎朝食べていたのに、どうした事でしょう。姉のオネコと話しました。 「そういえば、このところ買い物を頼まれてもヨーグルトは無かったわ。」 「御通じのことを考えたら、食べた方がいいわよね。」 「なんで、食べなくなったんだろう。」 「器によそって食べるのが面倒になったんじゃない?食べた後も洗わなきゃならないし…。」 尾籠な話ですが、おママは便秘がちです。ジジはお通じが固くなると痔が再発するかも知れません。二人ともお薬は飲んでいますが、ヨーグルトは食べた方がいいと思います。 これまでずっとジジは400g入りのブルガリアヨーグルトを買っていました。 それをガラスの器に入れてジャムや蜂蜜を加えて食べます。 おママが認知症になってからは、イチョウ葉の粉末を
(2021年3月17日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月) * 2021年5月。 おママの症状は確実に進行している❗️ そう感じる事がいくつかありました。 この逃走劇もその一つです。 元来、おママの性格は慎重派。そのせいかどうかは分かりませんが、割と一人だけでは外に出ようとはしませんでした。 徘徊がなくて、私たちは助かっていましたが、不穏な行動が見られたのです。 *土曜日の恐怖 毎週、ジジの土曜日の朝は忙しいです。 自分はいつものデイサービスに行き、おママは認知症専門の施設に行きます。 朝のお迎えは10分差ですから、おママのバスを見送って、自分が乗り込むまで、息がつけません。 これはゴールデンウィークの事。 玄関周辺で待機していたおママは、ジジがちょっと目を離した隙に、バスが待ちきれなくて、ドアのカギを開けて一人で外に出ちゃったんですって‼️ ジジが気が付いて外に飛び出そうと
🍀いちは🍀 @BookloverMD 高齢者の施設や家に訪問診療に行くと、暑い部屋でエアコンつけずに過ごしている人がチラホラいる。 本人は「寒がりだから」「クーラー嫌い」と言うが、試しにリモコンを操作させると、 !エアコンのつけかたが分からない! ことがある。 これは盲点だった。 本人の言い訳を信じず、要チェック!! 🍀いちは🍀 @BookloverMD 「夏でも厚着」な高齢者もよく見かける。 やはり同じように「寒がり」「クーラーが」と言う。クーラー苦手な人がいるのは確かだが、いくらなんでも着込みすぎな人も少なくない。 脱がせてみると抵抗はないし、その後に「寒い」と着なおすこともない。 彼らは「服の選択」が苦手なのかもしれない。 twitter.com/BookloverMD/st…
マツモトケイジ@ジオグラフィカ開発者 @keizi666 スマホに慣れてないお年寄りはiPhoneを選んだほうがいいです。楽々スマホとか買われると、僕らが使い方分からないので使い方を聞かれても教えてあげられません。設定とかアプリ一覧を出すのにも一苦労でした。マジで楽々スマホはやめて。使い方を誰かに聞くつもりなら絶対買っちゃダメ。 マツモトケイジ@ジオグラフィカ開発者 @keizi666 新し目のAndroidでもいいんだけど、Androidはどうしたってエンジニア目線のOSで、ホーム画面とアプリ一覧が別になってて(機種によって違うけど)、インストールしたアプリがどこに行ったのか探しいにくい。iOSはホーム画面にどんどん追加されていくので探しやすい。 shirax @narsak0516 @keizi666 どちらかというと『機能を理解してない前提でガラケーの代替に使用させる』為の端末のよう
9月9日未明、千葉市に上陸し、千葉県内に甚大な被害をもたらした台風15号。上陸直後には県内ほぼ全域の約90万戸が停電し、暴風により多くの住宅が損壊した。停電が2週間続いた地域も多く、台風が去って20日が経った現在でも復旧していない地域もある。 そんな被災地・千葉のなかでも、特に被害が大きかった県南部の館山市に暮らす作家のこかじさらさん。彼女自身は幸運にもほとんど被害に遭うことはなかったが、まったく想定していなかったトラブルの連続に、精神的にすり減っていく20日間だったという。 屋根が丸ごと飛ばされた家 9月9日(月)台風15号による大停電1日目 午前1時過ぎ、台風15号が上陸したと思われる時刻、千葉県館山市は、かつて経験したことがないほどの暴風雨に見舞われていた。 私は、高齢の両親(父89歳、母87歳)と同居している館山市内の自宅で、不安な夜を過ごしていた。突然、バリバリという音がしたと思
熱中症の疑いで今月に入ってわずか4日間に東京都内で高齢の男女19人が死亡していたことが警視庁などへの取材で分かりました。いずれもエアコンが使われていなかったとみられ、冷房を適切に使用するよう注意を呼びかけています。 ▽大田区と北区でそれぞれ4人、 ▽中野区で3人、 ▽江戸川区で2人、 ▽千代田区、世田谷区、杉並区、豊島区、足立区、葛飾区でそれぞれ1人が死亡していたということです。 19人はいずれも屋内で死亡し、 ▽エアコンが部屋になかったのが14件、 ▽エアコンがあっても使われていなかったとみられるケースが5件でした。 杉並区宮前のアパートでは今月2日、宅配業者が訪ねたところ、この部屋に住む60代の男性の反応がなく、警察官が駆けつけ、遺体を発見したということです。 部屋にエアコンはありませんでした。 大田区山王の住宅では今月2日、90代の女性が死亡しているのを同居する50代の娘が見つけまし
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不動産の仕事をしていると、「人は死ぬ」という当たり前の出来事と出会う機会が度々あり、そのお片付けをすることもそれなりにあります。いわゆる、遺品整理であるとか、モノによっては特殊清掃と呼ばれるやつですね。 かつて、知人を管理物件に入居させたらほどなくして亡くなってしまったことがありました。ご遺体そのものは警察と消防が運び出してくれるので、残ったものの掃除が僕の仕事ということになります。死後数日とさほど状態は悪くありませんでしたが、吐血されて亡くなったようで、やはりそれなりの汚損が部屋にはありました。 僕が入居を決めたお客様なので、僕がDIYで特殊清掃をしました。 死臭というのは不思議なもので、精神的な嫌悪感は薄くても身体が衛生的なリスクを感じるのか、自然と吐き気がこみあげてきます。現代を生きていると、人が死んで腐敗する、有機物になるということに直面する機会はあまりないのですが、やはり人は死ぬ
「家族の会」は2019年1月に、「認知症の人の自動車運転」に関して、次の声明を発表しました。 また、「解説」として会員や関係者へ、発表までの経緯・考え方についてお知らせをしました。 認知症の人の自動車運転で、誰もがつらい思いをしないために 社会的支援体制の整備を 公益社団法人 認知症の人と家族の会 今、高齢者の運転による交通事故が問題にされています。自動車事故は命にかかわる重大事故につながることもあります。被害者の方やご家族の苦しみ、悲しみを思うと、事故は少しでも無くさなければなりません。 2017年3月、改正道路交通法が施行され、免許更新時等における認知機能検査により医療機関への診断命令を受け、認知症と診断された人は自動車の運転ができなくなりました。しかし、高齢者の運転事故は、体調の急変や様々な安全運転に必要な機能の低下によるものもあり、必ずしも認知症が原因のものばかりではありません。と
(2018年8月28日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年6ヶ月) *退職後を振り返る ジジと私が仕事を辞めて丸一年過ぎました。 娘のアズキに言わせれば 「お母さんはこの一年で随分老け込んだよ」 ですって‼️チクショー💢でも、鏡を見ればあながち否定できません。 ジジはこの一年を振り返って最近反省している事があるようです。 「仕事している時は付けていたけど、辞めてからは補聴器を外していたんだ…。でもテレビの中の話が殆ど聞こえなくて…。」 それで、改めて毎日補聴器を付けることにしました。 *補聴器 ジジの補聴器はリオン株式会社のリオネットです。 購入する時に耳の内側の型を取り、ピッタリと耳に合うオーダーメードにしました。 使用し始めても販売店でアフターケアを受けられますし、細かく聞こえにくい音を微調整してもらえます。とても優れもの。こちら⬇️ www.rionet.jp ジジは子供の頃
(2018年7月16日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年5ヶ月) harienikki.hatenablog.com * 有り難うございます。 前回の記事でおママがガスコンロで火傷しそうになった事を書きました。 ブックマークで暖かいコメントを頂き有り難う御座います。 相互読者の かこさん (id:kozikokozirou) がコメントの中で、IHのお話をされていました。それを読んで、私は11年前の事をふと思い出したのです。かこさん、そのキッカケを下さり、ありがとうございます。 実は、おママがアルツハイマー型認知症の診断を受けて間もない頃に、実家ではIHコンロを検討したことがあるのです。 言い出しっぺはジジだったと思います。 「IHコンロは安全らしいから、おママにどうかね…?」 この時、オネコも私もかなり真剣に考えました。その結果、IHにする事を見送ったのです。 *ガスコンロを使
認知症介護研究・研修センター [平成28年10月13日更新] 認知症介護研究・研修センターでは、災害時(震災、火災、水害等)における避難所生活で認知症の人や家族、周囲の人が少しでも楽にすごせることを願い支援ガイドを作成しました(これまでの震災時の避難所での支援体験をもとに作成したものです)。 不測の事態を想定した備えとして役立てていただければ幸いです。 災害時における「支援ガイド」 災害時に「とにかく避難所へ」と言われても、認知症の人や介護している家族が躊躇しないために避難所での受け入れや運営についてのガイドラインは不可欠です。できる工夫をできるところから、どうぞ試みて下さい。 避難所での認知症の人や高齢者の健康管理 「避難所での認知症の人と家族支援ガイド(支援者用)」 「避難所での認知症の人と家族支援ガイド」 避難所でがんばっている認知症の人・家族等への「支援ガイド」のご案内
【読売新聞】 2016年の自己破産の申し立てが6万4000件を超え、13年ぶりに増加に転じた。かつて、多重債務は無計画な若い世代の問題とされていたが、最近では働き盛りの中年や退職したシニアが、カードローンなどをきっかけに自己破産に陥
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