「バブル女性」。1980年代後半のバブル時代に青春期や思春期を過ごし、華やかな消費を体験するか、雑誌やテレビで見てあこがれた女性を指す。最近の調査で、彼女たちの世代は今も消費意欲が旺盛なこと、その裏に仕事や恋愛でさまざまな不満を抱え込み、そのリベンジ(あだ討ち)を願う心理があると分かった。今の百貨店業界の復調も、富裕層だけでなく、青春期に百貨店を愛用した彼女たちの消費が押し上げているという。お金を使う30~40代女性
高齢者が入る施設で、必要のない介護サービスまで提供する「お手盛り介護」が相次いでいる。介護サービスの利用計画(ケアプラン)をつくるケアマネジャーが、施設などの意向に沿って介護報酬を増やす例があるからだ。高齢者に合った介護が提供されず、介護保険の無駄づかいにつながるおそれもある。 「歌ばかり歌わされて。嫌で嫌で」。東京都中野区の有料老人ホームにいた男性(92)は昨夏まで、夕方になると疲れ果てていた。童謡を歌ったり風船を突きあうゲームをしたりするデイサービスが、昼食や入浴を挟んで朝9時から午後4時半まで続いたからだ。 昨年7月の利用明細には、ホームが運営するデイサービスが1日7~9時間、週6日びっしり。月に約3万3千円が本人に請求された。介護保険は本人が1割、保険が9割を負担する。「要介護4」の男性が使える限度額約33万円いっぱいがつき、ホーム側に介護報酬が支払われた。 まもなく別のホームに移
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